ザ・ポーグスがオリジナル・ブランドのアイリッシュ・ウイスキーを発売することが明らかになっている。
ウエスト・コーク・ディスティラーズとのコラボにより生まれたこのウィスキーは、名前も端的に「ザ・ポーグス・アイリッシュ・ウイスキー」というもので、1瓶30ポンド(約5800円)での発売が予定されている。
『バー・マガジン』誌によると、このウイスキーは「なめらかで、麦芽の風味がまず広がり、微かなスパイス感と、ダークチョコレートのような後味が感じられる。また、ナッツのような香ばしさと、麦芽、アーモンドの香りだけでなく、ほのかに甘い香りもする」という。
ウエスト・コーク・ディスティラーズの共同創立者であるジョン・オコンネルは次のように語っている。「私たちは世界中で愛されるアイリッシュ・ウイスキーを造りたいと考えていましたが、それは容易なことではありません」
「ザ・ポーグスは理想的なパートナーといえます。というのも、ザ・ポーグスと当社には、独立精神や少々型破りな取り組み方、品質へのこだわりといった共通の価値観がたくさんあるからです。また、国際舞台で成功を収めているという点も共通しています」
7月24日にイギリスで発表された際には、ザ・ポーグスのウイスキーは“Fairytale of New York”や“Misty Morning, Albert Bridge”といった彼らのヒット曲にインスピレーションを得た名前のカクテルと共にふるまわれた。
『バー・マガジン』誌では、さらに「『Misty Morning, Albert Bridge』はジンジャーエールを加えたウイスキーのオン・ザ・ロックにレモン一切れを添えたドリンクで、『Fairytale of New York』はウイスキー、ソーダ水、砂糖、レモンジュースのミックスドリンクのオン・ザ・ロックにレモン一切れを添えたもの。そして『The Irish Rover』はウイスキーに甘口のレッド・ベルモット酒、アンゴスチュラ・ビターズ、レモン一切れを加えたドリンク」とレポートしている。
ザ・ポーグスは1996年にリリースした『ポーグ・マホーン』が最後のスタジオ・アルバムとなっている。また、バンドのギタリスト、フィリップ・シェヴロンは食道がんのため、2013年に他界している。
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