ラッパーのアイス・キューブは、ドクター・ドレーが8月1日にアルバム・リリースを計画していることを明かしている。
フィラデルフィアのラジオ局「パワー99」でのインタヴューのなかで、アイス・キューブはN.W.A.の伝記映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』について詳細に語り、かつて在籍していたグループの映画にインスパイアされたドクター・ドレーの新作について説明している。
「本当にドレーは『ストレイト・アウタ・コンプトン』に影響を受けたアルバムをリリースしようとしているんだ」とアイス・キューブはリスナーに語っている。「彼は8月1日になにかしらリリースするよ。すげえもんなんだ。まさにドクター・ドレーなんだよ。みんなが待っていたものなんだ。まったくもってドープなアルバムなんだよ。しかも、それを全部同日にリリースするっていうんだ。ヤバいよね」
N.W.A.についてはエミネムを名誉メンバーとして迎えて再結成する噂があり、映画公開を受けてN.W.A.の再結成が実現するのをファンは心待ちにしている。
エミネムとドクター・ドレーの双方の代理人がツアーの実現について否定しているにもかかわらず、アイス・キューブはツアー実現の可能性について、「間違いなく、まったくもって、あり得る話なんだ」と語っている。
N.W.A.は1986年に結成され、1991年に解散している。グループの5人目のメンバーだったイージー・Eは1995年に亡くなっている。
映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』は、UKでは8月28日に公開が予定されており、ドクター・ドレーは同映画のサウンドトラックに、エミネムやケンドリック・ラマーと共に参加している。
一方、ドクター・ドレーは彼の「Beats 1」でのラジオ番組「ファーマシー」において、映画への自身の関わりについて語っている。
「俺は自分の伝説に水をさすようなことはしたくなかったんだよ。だから、最初は反対だったんだ」
「少し脚本も呼んだんだけど、どこか陳腐なものだったしね。でも、アイス・キューブがこの困難に立ち向かってくれたんだ。彼はプロジェクトに参加して、脚本を書き換えさせ、持ってきてくれた新しい脚本を読んだら『ああ、OK、あれは良かったね』という感じだったんだ。それから、ゲイリー・グレイが参加することを決めてくれて、監督することになった時、『OK、なにかできるかもしれない。本気になって、スタッフが求めていることだけじゃなく協力してみようか』となったんだ」
「本当にあらゆる側面を見せてくれるんだ。一緒にレコードを作ったことだけじゃなく、友情やお互いへの愛情や、裏切りもね。そして、最終的には、一緒に当時に立ち返って、イージーが亡くなる前にN.W.A.の新しいレコードを作ろうとしてみたんだ」
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