ROSS GILMORE/NME

Photo: ROSS GILMORE/NME

ザ・マッカビーズは本日8月8日に声明を発表し、バンドが解散することを認めている。

ロンドン出身の5ピース・バンドのザ・マッカビーズは2004年に結成し、これまでに4枚のアルバムを発表している。2007年発表の『カラー・イット・イン』、2009年発表の『ウォール・オブ・アームズ』、2012年発表の『ギヴン・トゥ・ザ・ワールド』に続き、最新作となる『マークス・トゥ・プルーヴ・イット』を2015年7月にリリースしている。今年7月にはラティテュード・フェスティバルでヘッドライナーも務めている。

フェイスブックとツイッターへの投稿のなかで、バンドは解散を発表している。

声明の全文訳は以下の通り。

「僕らのファンへのメッセージ

14年の歳月を経て、僕らは終わりにすることを決心しました。この決断は当然非常に難しいものでしたし、ザ・マッカビーズは今の今まで、僕らの人生にとってあまりにも巨大なものであることを示してくれました。僕ら自身の言葉で、クリエイティヴ面でピークを迎えている時に、これまでで最大で最高のライヴをやってのけた上で、解散できることをすごく誇りに思っています。仲違いなどはなく、強制的に物別れになって離脱するのではないと言えることにありがたいと思っています。幸運にもこんなに貴重で、間違いなくものすごい時間を共有することができたのです。

僕らのバンドを支持してくれた人、僕らのレコードを買ってくれた人、僕らのライヴを見に来てくれた人、どんな形にせよバンドに貢献し、気にかけてくれた人に感謝します。僕らはその価値を計り知れないものだと思ってきましたし、みなさんに深く、心から感謝の念を伝えることで、できる限りそれを讃えようとしてきました。

現段階で決まっているプランはありませんが、僕らは全員、音楽を作ることを続けていくことを計画しています。今後がすごく楽しみですし、いくらかの悲しみと、感謝の気持ちと、親愛の情と、自分たちの作ってきた音楽や自分たちが達成してきたことへの大きな誇りを持って、前に進んでいくつもりです。

最後を記念したライヴを近い将来、発表する予定です。

重ねて、とりわけザ・マッカビーズのファンの人たちに対して、忘れることのできない、数えきれないほどの素晴らしい時間をくれたことに感謝します。おつかれさま。すぐに何かしらをやっていくことになるでしょう。

愛とともに」

ギタリストのフェリックス・ホワイトは先日『NME』に新曲を書いていないことを明かしていた。「新曲とか、新しいアイデアとかいう点では現時点ではまだ何もないんだ」と彼は語っている。「昔はツアー中も曲を書いていたんだけど、最近はやってないんだ。バンドとして新曲についてもまったく話してないね」

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