ザ・フーは名作『トミー』をアコースティック・セットで全編演奏する公演を発表している。
これはフロントマンのロジャー・ダルトリーとギタリストのピート・タウンゼントが関わってきたティーンエイジ・キャンサー・トラストのライヴが100回目を記念して行われるもので、来年2017年の3月30日と4月1日にロイヤル・アルバート・ホールで公演を行うという。
合わせて、今夏8月末から9月にかけて行われる予定だったUKでの5公演も2017年4月へと日程が変更になることも発表されている。
これらの公演は名盤『ライヴ・アット・リーズ』や『ウッドストック』といった1969年から1970年頃のザ・フーのライヴを再現するといったものになる予定で、『トミー』の全曲を再現するという1970年以来行われていないものになるという。
変更後の日程は以下の通り。
March 30th Teenage Cancer Trust at the Royal Albert Hall, London
April 1st Teenage Cancer Trust at the Royal Albert Hall, London
April 3rd Liverpool Echo Arena
April 5th Manchester Arena
April 7th Glasgow SSE Hydro
April 10th Sheffield Arena
April 12th Birmingham Barclaycard Arena (note change of venue)
ザ・フーは、1973年に発表したアルバム『四重人格』を基にした1979年の映画『さらば青春の光』の続編が製作されるという報道を受け、オリジナル映画を利用した「金儲けをするためのあからさまな計画」だと非難している。
先月、オリジナル映画『さらば青春の光』の35年後という設定で続編映画『トゥ・ビー・サムワン(原題:To Be Someone)』が製作されるという報道が浮上している。フィル・ダニエルズを含めた一部のオリジナル・キャストが主役を演じることが決まっているという。
だが、激しい言葉で綴られた声明文の中で、ザ・フーとマネージャーのビル・カービシュリーは『トゥ・ビー・サムワン』への関与を否定している。声明文は次のように述べている。「ザ・フーとオリジナル映画のプロデューサーであるビル・カービシュリーが懸念を示している限り、この続編映画はオリジナル映画の揺るぎない人気を利用して金儲けをするためのあからさまな計画です」
ビル・カービシュリーはこう付け加えている。「『さらば青春の光』はザ・フーの音楽を基にした重要かつ影響力のある映画です。英コメディ映画の『キャリー・オン』シリーズなんかとは違うのです。続編はオリジナル映画の原作者によって作られるべきで、その名前にふさわしいものであるべきです。最近発表されたこのカラオケ続編は、極めてバカげたものになるでしょう」
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