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レッド・ホット・チリ・ペッパーズのギタリストであるジョシュ・クリングホッファーは、最新作『ザ・ゲッタウェイ』でプロデューサーのリック・ルービンを起用しなかった理由について語っている。

レッド・ホット・チリ・ペッパーズは6月17日に2011年発表の『アイム・ウィズ・ユー』以来となる通算11作目となるニュー・アルバム『ザ・ゲッタウェイ』をリリースしており、7月24日には第1回に出演したフジロックフェスティバルでヘッドライナーを務めている。

ラジオ局「ロック 100.9」の取材を受けたジョシュ・クリングホッファーはリック・ルービンを起用しなかった理由について次のように語っている。

「変化を求めていたのには僕ら全員、違う理由があったと思ってるんだけど、僕は自分のことしか話せないからね。前作でリック・ルービンと仕事をできたのは素晴らしい体験だったんだけど、言うなれば、エンジニアやアルバムに関わった人を含めなければ、5人でアルバムを作っている感じでね、でもバンドは僕たち4人で、リックはプロデューサーでさ。僕以外の4人は20年以上やってきた関係があるわけでさ。しばらくして、あんまり居心地のよくないところがあったんだよね。いずれにせよ、新人みたいに感じたんだ。それはバンドに入ったばかりだからじゃなくて、あのファミリーにとって新しかったからなんだよ。プロフェッショナルで、アーティスティックなファミリーに対してね。それが僕の場合は、誰か他の人とやってみることに挑戦したかった主な理由だね」

彼はこう続けている。「みんな、違う理由を持ってると思うんだ。そして、しばらくやってきたことをやらないことを多くの人が恐れたと思う。だって、バンドにとってリック・ルービンは素晴らしいことをやってきたわけでさ。でも、僕は他の誰かを代弁できないからね。リックを離れたかったのは、リック・ルービンとの作品に借りをすごく感じてるからだと思ってるんだ。彼はバンドの歩みの大部分であり、長年バンドを進化させてきた。でも、僕はあの関係性のなかで新しい存在だからさ、もう1枚作っても前回感じてたように、まったく楽しめなかったと思うんだよ」

 先日、ジョシュ・クリングホッファーは、前ギタリストのジョン・フルシアンテとの比較について、自身の心情を露わにしている。

ジョシュ・クリングホッファーはチリの新聞『ラ・テルセーロ』でジョン・フルシアンテとの比較について語っている。「僕にとっては大変なことではなかったんだ。これまでも言ってきた通り、バンドに入った時から、バンドメイトはすごく歓迎してくれて、音楽に対する僕のサウンドや意見、僕のやること、そうしたすべてにすごくオープンだったんだ。そのことに対しては感謝しきれることはないだろうね。でも、他の人が考えていることについては、僕はそれをコントロールできないからね。僕とジョン・フルシアンテを常に比較する人がいることは知ってるよ。でも、それって馬鹿げてるよね。だって、僕は彼じゃないんだからさ」

彼はさらに次のように続けている。「僕はジョンと同じやり方でギタリストになったわけじゃないんだ。ジョンは若い頃から非常に繊細にギターを勉強してきた。彼は途轍もないギタリストになって、特にギターに集中したわけだよね。僕は違うんだ。僕はドラマーで、ギターを手に取ったのはドラムをこれ以上やりたくなくなってからだった。そんなにインターネットとかは見ないけど、この件についてはたくさんの議論があるのを知ってるよ。音楽について話すほど、みんなの興味があるのは素晴らしいことだよね。でも、僕としてはそこからは離れていようと思うんだ」

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