ノエル・ギャラガーは、最新のインタヴューで20年以上前に書かれたオアシスの楽曲について語っている。
現在、短期間の北米ツアーを行っているノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズだが、『デトロイト・フリー・プレス』の取材を受けて、オアシスの楽曲について語っている。
なかには25年以上前に書かれた楽曲もあるのに感情移入できるのか、という質問に対してノエル・ギャラガーは次のように答えている。
「ああ、長い時間が経ったが、今も感情を込められている。なぜなら古い楽曲の多くは、書いてからすぐにレコーディングしたんだ。だから、スタジオ内ではいつも新鮮だった。そして、オアシスの楽曲の多くについて容赦なく正直に言うと、レコーディングの仕上がりについては、あまり好きじゃないんだ。当時、俺たちはまだ若くて、スタジオで一体何をやっているのか、よく分かっていなかった。だから今になっても、より良いアレンジが思いついたりするんだ、分かるか? その楽曲たちは、俺にとってまだ生きているんだよ。古くはならないのさ」
そして、次のように続けている。「正直な話、ステージから観客を見渡した時、楽曲を書いた頃にはまだ生まれていなかったようなキッズの集団を見かけたりする。そのキッズたちの人生の中に楽曲が生きているならば、それを古ぼけたものにするわけにはいかないのさ。次世代のファン――彼らがいて俺はマジでラッキーだ――によって楽曲は生まれ変わり続ける。彼らが楽曲を色褪せないものに保ってくれるんだ。彼らの耳を通して、初めて俺がそれを聴くのさ。それを見落とさないようにしなきゃならない」
先日、ノエル・ギャラガーは諍いの続く弟のリアム・ギャラガーについて「笑いの天才だった」と語っている。
10月公開の映画『スーパーソニック』について訊かれたノエル・ギャラガーは次のように答えている。「いいと思ったよ。笑えると思う。世界中でやったこれらすべてのすんげえ超巨大なギグを見ていても、“Wonderwall”が流れているときに過去の彼女にメールを打ってるやつは誰一人といないからね。みんなバンドとその時間を共有しているんだ。これはデジタル時代以前からのポストカードなんだよ。もっと昔に過ぎ去った時代からのもののようにも思える。でも、声を出して笑っちゃうくらい笑えるよ」
その面白さの理由について自身かリアムかと訊かれて、次のように続けている。「リアムは俺が思うに、当時はある種の笑いの天才みたいな感じだったんだよね。だって、映画はバンドの最初の4年間にすごくフォーカスしてるからさ、あの頃はそんなに最低なやつじゃなかったんだ。で、俺は人類に何が起こるのかを予言するノストラダムスみたいな感じだったな」
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