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ニッキー・ミナージュが、今週のテイラー・スウィフトとの間に起こった論戦に対するテイラー側の謝罪に対し返答している。

テイラー・スウィフトは先日、今週のMTVビデオ・ミュージック・アウォーズのノミネートについてニッキー・ミナージュが伝えようとしていた内容を、間違って解釈してしまったと認めている。

2人のスターの間で起こった論戦は、ニッキー・ミナージュが月曜日に発表されたMTVビデオ・ミュージック・アウォーズのビデオ・オブ・ザ・イヤーにノミネートされなかったことに対し、彼女が業界に根付く人種差別をその理由として引き合いに出し、怒りをあらわにしたことがきっかけとなっている。これに対しテイラー・スウィフトは、ニッキー・ミナージュのツイートを自分に対してのものと思い、それを受けてニッキー・ミナージュはテイラー・スウィフトについて「人種差別メディア」を擁護していると非難していた。

テイラー・スウィフトは、ビヨンセ、ケンドリック・ラマー、エド・シーラン、そしてマーク・ロンソンと共に同部門にノミネートされた一方で、ニッキー・ミナージュの“Anaconda”と“Feeling Myself”はノミネートを逃している。

ニッキー・ミナージュは、「“他の”女の子たちのビデオが記録を破ったり、カルチャーにインパクトを与えたりすると、ノミネートされるのにね」とツイートし、テイラー・スウィフトは自分のことを言われていると思ったようで、次のように返している。「あなたのことが大好きだし、応援してるわ。女同士の争いをけしかけるなんて、あなたらしくない。たぶん、あなたの分のノミネートは、男たちの誰かがかっさらっていったのよ」

そして、自分がビデオ・オブ・ザ・イヤーを受賞したら、一緒にステージに上がってほしいと誘ったテイラー・スウィフトに対し、ファンが「あなたを賞賛し、手助けしてるメディアは人種差別主義よ。“女の子全員の味方”であることを彼らへの批判を避ける口実に使わないで」と投稿すると、ニッキー・ミナージュは、後にこれをリツイートしている。

ニッキー・ミナージュはテイラー・スウィフトの謝罪を受け入れ、「テイラー、あなたの謝罪は私にとってすごく大きな意味を持つわ。ありがとう」とツイートしている。

更に、「私はいつだって彼女のことが大好き。誰でも間違いを犯す時がある。今回のことで彼女を前よりもっと尊敬するわ。この件はもう忘れましょう」とも書き込んだ。

テイラー、あなたの謝罪は私にとってすごく大きな意味を持つわ。ありがとう

私はいつだって彼女のことが大好き。誰でも間違いを犯す時がある。今回のことで彼女を前よりもっと尊敬するわ。この件はもう忘れましょう

現地時間7月23日の午後、テイラー・スウィフトはニッキー・ミナージュに対する謝罪のツイートを書き込んでおり、その中で彼女は、今回のことは自分の「失言」で、ニッキー・ミナージュに個人攻撃されていると思ってしまった、と認めている。彼女のツイッターは以下の通り。

私を非難していると思ったの。的外れだったし、勘違いで失言をしてしまった。ニッキー、ごめんなさい

ニッキー・ミナージュは自身のインスタグラム上で、今回の自分の意見は「特定の女性に対して向けたものではなく、他のアーティストのことはすぐに手放しで称賛するのに、黒人女性のポップ・カルチャーへの貢献は評価しない体制に対するものだ」とコメントしている。

今回の論戦には他のポップ・ミュージシャンも巻き込まれており、ケイティー・ペリーは「女性をバカにして大金を稼いだ女性が、他の女性の喧嘩の仲裁に入ろうとは皮肉のかぎりね」とテイラー・スウィフトの立ち位置を批判していた。

一方、テイラー・スウィフトの友人であるエド・シーランは彼女を擁護しており、ニッキー・ミナージュの意見を「過剰反応」だとし、ビヨンセがノミネートされていることを挙げて、MTVがあらゆるバックグラウンドのアーティストを評価している証拠だとコメントしていた。

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