レディオヘッドのギタリストであるジョニー・グリーンウッドは、1997年発表の『OK コンピューター』の成功がバンドにもたらしたものについて語っている。
6月17日に最新作『ア・ムーン・シェイプト・プール』がフィジカルでリリースされたレディオヘッドだが、BBCラジオ6のインタヴューでジョニー・グリーンウッドはバンドをめぐる当時の状況について語っている。
「ライヴ会場がどんどん大きくなっていって、僕たちはそれにすぐには慣れることができなかったし、とってもストレスを感じたよね。突然、バーミンガムのアリーナとかでライヴをやるようになって、まだシアター・サイズでやりたいと思ってた。それは今でもそうだね。だから、あんなに素晴らしい時間を過ごしたのを覚えていないんだ。はっきり覚えているのは、その時はアバディーンにいたんだけど、『ザ・ベンズ』をリリースした頃に『NME』にアルバムが高く評価されたレヴューが掲載されているのを読んだんだ。本当にワクワクしたよ。その日は本当に幸せを感じて、『ワオ、今は家から遠く離れたところにいて、今夜コンサートをするんだ』って思ったんだ。あれは本当にエキサイティングだったから、いい思い出だね」
そして、初期のレディオヘッドは「自分たちのことに没頭」していたとも語っている。「僕たちはほとんど金曜日にコンサートはしなかったんだ、たぶん年に1回か2回だね。金曜日には練習とリハーサルばかりをしていて、ずっと自分たちのことに没頭していた。僕たちが練習や一緒に演奏していたのは不健康なやり方だったと思うんだけど、みんな大学に行くため一度解散して、また戻ってきてもう一度やるっていうね。これといってゴールはないんだ。そんな感じだったから、僕たちは契約の直前までコンサートをしていなかったんだよ」
レディオヘッドは最新作『ア・ムーン・シェイプト・プール』がフィジカルでリリースされたのを記念して、世界中でリスニング・パーティーを開催したが、トルコのインディ・レコード店でのイベントが複数の人々によって襲撃されたことが明らかになっている。
今回の襲撃を受けてバンドは次の声明を発表している。「わたしたちの心は今夜、イスタンブールのヴェルヴェット・インディグラウンドで襲撃された人々のもとにあります。わたしたちはいつか、今回の狭量な暴力的な行いを、ずっと昔の過去の出来事として振り返られるようになることを願っています。今は、わたしたちのイスタンブールのファンに愛とサポートを送ることしかできません」
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