グラストンベリー・フェスティバルは、開催期間の間に計画されているデヴィッド・ボウイ、プリンス、レミー・キルミスターへの追悼プロジェクトを発表している。
デヴィッド・ボウイは肝臓ガンとの闘病の末、1月10日に亡くなっている。プリンスはオピオイドのオーヴァードーズのために4月21日に亡くなったことが発表されている。レミー・キルミスターはガンと診断された2日後の12月28日に亡くなっている。
『ガーディアン』紙によれば、主催者のエミリー・イーヴィスは、メイン・ステージのピラミッド・ステージの頂点に設置する『アラジン・セイン』の稲妻を、カウンター・カルチャーを標榜する彫刻家、ジョー・ラッシュに依頼したという。ステージの両脇には巨大な銀色な翼があしらわれ、センターには灰色の開いた眼が据えられる予定となっている。
「デヴィッド・ボウイの非常に特徴的な眼を再現することが重要だと感じたんだ。だって彼の外見において、あのような位置を占めていたわけだからね」とジョー・ラッシュは語っている。「でも、デヴィッド・ボウイがその眼でフェスティバル全体を見ているというアイディアが本当に気に入ったんだ。それに、ピラミッド・ステージに眼をつけるとしたら、ボウイの眼であるべきだからね」
レミー・キルミスターの追悼に関しては、ジョー・ラッシュがアザー・ステージに装飾を行う予定で、スパナでできたピース・サインを中心に、アルミ製のエース・オブ・スペーズ、V2エンジン、光る黒ヤギの角といったものがあしらわれるという。
プリンスの追悼についてはパーク・エリアに約4メートルの高さの彫像が設置されるという。彫像は紫の王冠を持つ、きらびやかな巨大な手の形になる予定で、一番上には飛ぶ白ハトも伴ったものになるという。
ホット・チップのフロントマンであるアレクシス・テイラーは金曜日の夜のブロック9のステージでプリンスに捧げたDJセットを行い、プリンスを讃えるという。土曜の深夜には、デヴィッド・ボウイの『ヒーローズ』を基にフィリップ・グラスが手掛けた交響曲第4版を、全員白に身を包んだ50人のオーケストラが演奏する。これはレーザーの演出も伴ったものになるという。
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