ニール・ヤングは、ドナルド・トランプについて自身のコメントをめぐる報道についてその意図を明確にするためにフェイスブックに声明を発表している。
ニール・ヤングはこの声明のなかでメディアの報道、特にロイター通信の報道を非難しており、「スキャンダルを刺激するために」「意図的に誤解した」見出しをつけたとしている。これに反論するために、「ニール・ヤングはドナルド・トランプに対して、彼が自身の音楽を使うことを許可していない」という見出しを自らつけている。
声明と共に、ライヴ映像でマイクに向かって「ファック・ユー、ドナルド・トランプ!」と叫ぶ映像も公開している。「彼が選挙キャンペーンでわたしの楽曲を使っていることを初めて見つけた時、わたしのマネージメントは彼の事務所に電話をして、直ちに使用をやめるよう要請しました。わたしたちはそうしてくれるものと思っていました。しかし今になっても、残念ながら彼が使っていることを理解しています」
「コマーシャルでの音楽の使用と、公衆の場での音楽の使用には重要な法的な違いがあります(公共の場での音楽の使用にはアーティスト本人の許可が必要ないのです)。わたしは特定の選挙キャンペーンにアーティストの作品を使われると、『暗黙のうちに支持している』ように見られてしまうと思っています」
「音楽を使うのをやめるよう要請した後、彼は侮辱的な言動を投げつけはじめ、わたしの許可なく、みんなが誤解するような写真をメディアに公開しました。その写真はわたしが彼の事務所を訪れた時のもので、素晴らしいサウンドの音楽企業、ポノに対する出資者の候補として様々な会合を開いていた時のものです。それは彼が大統領候補者になることを決める随分前のことです」
「わたしは自身の考えとして、問題の焦点を定めることができ、率直で正直なバーニー・サンダースを今なお支持しています。彼はこの仕事をわけなくこなすことのできる最高の人物です。プロセスはまだ終わりではありません」
「わたしは憎しみや偏見、子供じみた中傷、セレブリティないしは無知の浅薄な事柄を後押しすることなどはありません」
「あの見出しはロイター通信によってスキャンダルを刺激するために付けられたものであり、意図的に誤解したものです。あれはジャーナリズムなどではなく、タブロイド紙の報道です」
「見出しだけしか読んでいない人は、曲で言えばコーラスを聴かずに、ヴァースだけを聴いているようなものです」
この後、ニール・ヤングは“Rockin’ in the Free World”の歌詞を引用している。
昨年、ドナルド・トランプが退場曲に“Rockin’ in the Free World”を使用していた際、この共和党候補者に対して使用停止を要請している。
しかし、その後、それを撤回し、「音楽は一度リリースされてしまえば、誰でも自由に使用できる」と語っていた。
「俺がバーニー・サンダースを支持してると発言し、ドナルド・トランプが“Rockin’ In The Free World”の使用許可を求めなかったという事実は、曲を使用しちゃいけないってことを意味するわけじゃなんだ。実際、彼は使用するライセンスを取得してるからね。少なくとも彼はそう言ってるから、俺は信じるよ。だから彼に対して反対することは何もないさ」
ニール・ヤングによる動画はこちらから。
https://www.facebook.com/NeilYoung/videos/10156963043720317/
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