エド・シーランが、ヒット曲“Photograph”について「Xファクター」優勝者の歌った“Amazing”のソングライターが2000万ドル(約21億円)で訴えたことを受けて、“Amazing”を歌っていたマット・カードルが反応を示している。“Amazing”のソングライターは、“Photograph”が同曲を「そのまんま」コピーしていると主張している。
“Amazing”でUKシングル・チャートの84位を記録したマット・カードルだが、この訴訟からは距離をとり、次のようにツイートしている。「ニュース記事をちゃんと読んでほしんだ。これは僕の訴訟ではないんだよ。僕はエド・シーランは天才だと思ってるし、彼はその成功に100%値すると思うよ」
https://twitter.com/mattcardle/status/740909652209217536
ソングライターのマーティン・ハリントンとトーマス・レナードは楽曲“Blurred Lines”の訴訟でマーヴィン・ゲイの遺族の勝利を勝ち取った弁護士、リチャード・ブッシュと契約したが、6月9日にリチャード・ブッシュは次のような声明を発表している。「わたしの依頼人はプロフェッショナルな作曲家です。彼らの作品は彼らの人生なのです。この重要な公判で彼らがわたしを信頼してくれたことを光栄に思います」
リチャード・ブッシュは6月8日にロサンゼルス連邦裁判所に申し立ての書類を提出しており、そのなかで次のように主張しているという。「“Amazing”のコーラス部と侵害している“Photograph”は、39もの音符において同一の形で共通しています。つまり、音符の高さ、リズム面での長さ、小節における音符の配置でまったく同一なのです」
「この2曲の類似はまさに作品の本質に達しています。類似性は著作権の侵害を立証するのに十分なものとであり、実際著しいものです。とりわけ、言葉、ヴォーカルのスタイル、ヴォーカルのメロディー、リズムの類似性は明らかにそれを示しています。“Photograph”は“Amazing”の盗作なのです」
“Photograph”は現在のエド・シーランの世界的成功を実現するのに大きな役割を果たしており、申し立てによれば、今年の6月1日時点で、350万枚の売上を記録している。また同曲のビデオはYouTubeの再生回数で2億800万回に達している。
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