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ポール・マッカートニーの前妻であるヘザー・ミルズが、彼は楽譜が読めないから、自分の娘には、「徹底的に音楽の勉強をさせている」と語っている。

かつてはスキー選手で、環境活動家でもあるヘザー・ミルズは、2002年から2008年にかけてポール・マッカートニーと結婚していたが、先日、『ガーディアン』紙のインタヴューで、二人の娘である11歳のベアトリスについて語っている。

「ベアトリスは、99%は私、つまり母親似です。それが、いいことなのかどうかはわからないですが、彼女は二人(ポール・マッカートニーと私)からいいところを受け継いでいると思います。我々二人とも音楽の才能がありますし」

さらに、次のように続けた。「娘にはサックスを教えています。何しろ、(彼女の)父親が、楽譜が読めない人なので、彼女には徹底的に音楽の勉強をさせているんです。ちなみに私は語学に長けている方なのですが、娘は詩を書くのも上手なんです。これは確かに父親譲りですね。まあ、これも私たち二人から受け継いだ才能でしょうね」

インタヴューでは、彼女はポール・マッカートニーとの過去についてあまり話したくはないとも語っている。「2度目の結婚のことは、あまり口にしたくないんです。だって相手のことを良く言えなければ、何も言わない方が得策じゃないですか? ポール・マッカートニーとはいろいろとありましたし」

「これまでのことを考えてみると、片方の親が相手のことを悪く言うような程度にまで、自分を貶めたりしなかったことについては、自分のことを誇りに思います」

また、ヘザー・ミルズは先日、ポール・マッカートニーが今の音楽業界で「生き残って」いくことが難しいことを本人がわかっていて、「みんなに覚えていて」ほしいがために、リアーナやカニエ・ウェストとコラボするようになっている、と語っている。

アイルランドの『ザ・レイト・レイト・ショー』に出演したとき、彼女は、司会のライアン・タブリディがポール・マッカートニーの名前を口にすると、動揺を隠せず次のように答えた。

「私は、ポール・マッカートニーの話をしに来たわけじゃないの。私たちの関係はもう終わったし。彼は他の人と結婚しているし、私は、ポール・マッカートニーについて話すために、番組に出演したわけじゃないわ。正直言って、そんな話は退屈よ。私を眠らせたいの? ここにスープの入った鍋があったら、自分の頭を突っ込んでやるわ」

さらに、ヘザー・ミルズはこう続けた。「私が外に出ると、若い子たちが寄ってくるけど、ポール・マッカートニーを知っている子なんて半分ぐらいしかいないわ。だから、リアーナやカニエ・ウェストとかと一緒に歌ったりしているの。彼はみんなに自分のことを覚えていてほしいのよ」

「ポール・マッカートニーは、ただ私が好きになった人っていうだけ。私にとって彼は、たまたま1960年代、そして70年代にも、クールなソングを書いていただけの普通の人なの。ホントにただの昔の人よ……。恋に落ちて、結婚して、『しまった、この結婚は失敗だった』と気付いて、前に進んだだけなの」

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