ポール・マッカートニーは最新のインタヴューの中で、ザ・ビートルズの解散によりひどく「落ち込み」、酒に走ったことを明かしている。
ザ・ビートルズは1970年、通算12枚目で最後のスタジオ・アルバムとなった『レット・イット・ビー』をリリースした後、解散している。ポール・マッカートニーは同年、自身の名前を冠したソロ・アルバム『ポール・マッカートニー』をリリースし、その後妻のリンダとウイングスを結成している。
BBCラジオ4の番組「マスターテープス」の収録中に、ポール・マッカートニーは「落ち込んだよ。誰だってそうなるだろう。生涯の友人たちと別れることになったんだ」と語ったという。
『ガーディアン』紙によると、ポール・マッカートニーは次のように語っている。「だから酒に走った。とにかくたくさん飲んだよ。最初は良かったんだけど、突然、楽しくなくなってね。僕はバンドに戻りたかった。それでウイングスを結成することにしたんだ」
「ザ・ビートルズの後に何をすればいいかなんてわからないだろう。どうやってあれに続けばいいんだ?」と、彼は続けている。
このインタヴューは、BBCラジオ4の「マスターテープス」で現地時間5月28日の午前10時に放送される予定となっている。公式サイトに公開されたインタヴューの様子は、下記から見ることができる。
さらにインタヴューの中では、ウイングスがいかに「ひどかった」かについても語っている。「ひどいもんだったよ。リンダが演奏できないのは知ってたけど、でも、彼女は練習したし、今振り返ってみると本当にやって良かったと思ってる……スーパーグループを作ることもできたかもしれないし、エリック・クラプトンやジミー・ペイジ、ジョン・ボーナムなんかと仲良くなることもできたかもしれないんだから。でも、今でも、ひどく意地の悪いレヴューを書いたやつの名前は忘れられないよ。チャールズ・シャー・マレー(NMEの元記者)、一生嫌いだね!」
ポール・マッカートニーは最近、ザ・ビートルズのプレス担当にして、バンドを評する言葉「ファブ・フォー」というフレーズを作ったことで知られるトニー・バーロウの死去に際し、哀悼の意を表している。
また今月の初めには、3月に享年90歳で亡くなったザ・ビートルズのプロデューサー、ジョージ・マーティンの告別式にオノ・ヨーコらと参列している。
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