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マニック・ストリート・プリーチャーズが、先日公開した、サッカーのユーロ2016に出場するウェールズ代表のための応援歌“Together Stronger (C’mon Wales)”について、実は10年以上前から作り始めたものであることを明かしている。

ヴォーカルでギタリストのジェームス・ディーン・ブラッドフィールドは、このウェールズの応援歌は元々、2000年代の初めにマーク・ヒューズが代表の監督に就任していた頃にインスピレーションを受けて作り始めたものだと語っている。

ジェームス・ディーン・ブラッドフィールドはさらに、この曲が最初に具体化したのは、2003年にウェールズがイタリアに4対0で敗れた時であることを明かしている。バンドは、ウェールズ代表が1958年のワールドカップ・スウェーデン大会以来となる主要国際大会への出場を決めたことを記念し、この曲を完成させたという。

ベーシストで作詞を担当しているニッキー・ワイアーは、「The Quietus」に対して次のように語っている。「この曲は結構前にできてたんだよ。完成してはいなかったけど、でも、俺はいつも、ウェールズのサッカーファンでいることの苦難をすべて表現するこの歌詞の構想を持ってたんだ。プレーオフだとか負け続きだとか、そういうね」

ニッキー・ワイアーは、ウェールズ代表が1986年にスコットランドに、1994年にルーマニアに敗れ、主要国際大会への出場を逃したことも、曲の構想に影響しており、今夏フランスで行われるユーロ2016への出場を決めたことで完成したと語っている。

さらにニッキー・ワイアーは、この曲に『センド・アウェイ・ザ・タイガース』や『ポストカーズ・フロム・ア・ヤング・マン』といった過去作のアンセム感を求めていたとし、バンドは「もしこの曲が、ああしたアルバムたちに及ばないのであれば、その時はやるのを止めよう」と感じていたという。

“Together Stronger (C’mon Wales)”では、現ウェールズ代表チームをバック・ヴォーカルでフィーチャーしているほか、歌詞には、ガリー・スピード前監督や現在の代表選手であるアシュリー・ウィリアムズやガレス・ベイルの名前が登場する。

このシングルは5月20日にリリースされており、収益はすべてプリンセス・ゲート・トラストとテノヴァス・キャンサー・ケアに寄付される。

またバンドは同日、『エヴリシング・マスト・ゴー』の20周年記年盤を発売しており、合わせて20周年を記念したツアーも行われる。

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