イギリスの児童文学作家でありイラストレーターでもあるサー・クェンティン・ブレイクが、ジェイムス・ブレイクの新作『ザ・カラー・イン・エニシング』のアートワークを手掛けたことについて語っている。
ロアルド・ダールとの仕事で知られ、多くの人に愛されているイラストレーターであるクェンティン・ブレイクは、BBCラジオ6の音楽番組を担当するメアリー・アン・ホッブズよりジェイムス・ブレイクとのコラボレーションについてのコンタクトを受けて、彼女に向けて手紙を書いている。
メアリー・アン・ホッブズは番組内で手紙を読み上げている。「わたしたちの間でミーティングがあったんです」とクェンティン・ブレイクは綴っている。「私は音楽は聴くけれども、音楽にはまったく詳しくないんです。今の音楽界がどうなっているのかも本当に知りませんでした。それにもかかわらず、わたしは空気感に応じることはできましたし、ジェイムスとわたしは、どのように想像力が作用するかという点について同じような考え方を持っていたのだと思います」
「もちろん、わたしが彼の音楽のために描いた風景は、わたしが子供向けに描くものとはまるで違うものです」とクェンティン・ブレイクは続けている。「ジェイムスがその風景に影響をもたらしているのか、あるいは風景が彼に影響を与えているのかはわかりません。しかし、暗くてぼんやりとした景色や、たくさんの人や若い女性たちが集う奇妙な木々を描くのは、わたしにとって素晴らしいことでした」
「わたしは似顔絵を描くのに意欲を燃やすようなタイプではないですが、わたしがそうした風景を経て描いたシルエットにはジェイムスの立ち居振る舞いやスタンスが反映されていることを願っています」ともクェンティン・ブレイクは綴っている。
「私がこの画に取り掛かっていた頃、ジェイムスはまだアルバム制作は終わっていませんでした。空想的かもしれませんが、自分の描いた物が、最終的に聴く曲にささやかながら貢献できるんじゃないかと考えるのは嬉しいことでした」
ジェイムス・ブレイクは、5月6日にニュー・アルバム『ザ・カラー・イン・エニシング』をリリースしている。
アルバムのダウンロードはこちらから。
アルバムのトラックリストは以下の通り。
‘Radio Silence’
‘Points’
‘Love Me In Whatever Way’
‘Timeless’
‘F.O.R.E.V.E.R’
‘Put That Away And Talk To Me’
‘I Hope My Life (1-800 Mix)’
‘Waves Know Shores’
‘Choose Me’
‘I Need A Forest Fire’ featuring Bon Iver
‘Noise Above Our Heads’
‘The Colour In Anything’
‘My Willing Heart’
‘Two Men Down’
‘Modern Soul’
‘Always’ (co-written with Frank Ocean)
‘Meet You In The Maze’
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