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アトランタ州で、ビヨンセの楽曲の歌詞を歌っている地元の男性が逮捕されている。その様子を映したビデオが大きな反響を呼んだことを受け、同州の警察が声明を発表している。

インターネットに投稿されたビデオには、1人の男性がアトランタ州のレノックス・モールでビヨンセの最新シングル“Formation”の歌詞を歌っている時に手錠を掛けられる様子が映し出されている。この映像で男性は次のように歌詞を叫んでいる。「When he fuck me good I take his ass to Red Lobster, cause I slay(彼が私を喜ばせてくれたら、彼をレッド・ロブスターに連れて行くわ。だって私はヤバイ女だから)」

先週の現地時間5月7日に起こったこの逮捕の後、アトランタ州警察署の広報担当者は『NME』に対し、次のように述べている。「ビデオの大声で歌っている容疑者は、それ以上の騒ぎを起こさないように短時間拘留されました。一旦警察施設に移されると、彼は精神科の患者で、処方薬を飲んでいなかったと明かしています」

声明はこう続いている。「ここに映っている警官が容疑者に対し、医者に診てもらいたいかと尋ねたところ、彼はそうしたいと答え、大変感謝すると述べています。彼は起訴されませんでしたが、レノックス・モールの警備側から不法侵入の警告を受け、当地に再び立ち入ることを禁止されました」

男性が大声で歌う様子はこちらから。

先週、ビヨンセの故郷、ヒューストンのライヴ会場の外では、警官による抗議活動が行われている。

現地時間5月7日にリライアント・スタジアムで行われた同ライヴで、警察組合(COPS)のメンバーでもある警官のグループが会場から離れた地点に立ち、スタジアムへ向けて青いライトを照らしたという。

この警官グループの行動は、「反警察的」とされたビヨンセの最近のある種のパフォーマンスに対する抗議活動だったと見られている。“Formation”のビデオには、ニュー・オーリンズのパトカーと共にビヨンセが水に沈むシーンがある。また、スーパー・ボウルのハーフタイム・ショウでビヨンセは、ブラック・パンサー党のコスチュームでバック・ダンサーと共に登場している。

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