レニー・クラヴィッツは、プリンスが亡くなったと知って、自身の中の一部が死んだと語っている。
プリンスは現地時間4月21日に自宅のペイズリー・パークで、享年57歳で亡くなっている。
プリンスと親しい友人であったレニー・クラヴィッツは、彼が亡くなったという事実といまだに闘っているという。
米『ローリング・ストーン』誌にレニーは次のように語っている。「いろんなとこで、何度も会っていたからね。最後に話したのがいつか思い出せないんだ。数週間の緊急着陸も聞いてて、知ってたんだけどね。『OK、切り抜けられるだろう。近々電話しよう。一度限りのことだろうし、僕らはまたつるむだろ』と思ったんだ。そうしたら1週間後にニュースを聞いて、打ちのめされたよ」
レニー・クラヴィッツは続けている。「まだ全然立ち直れてないんだ。劇的だったとか、ひどく傷ついたとかじゃなくて、僕の中の一部が死んだように感じているんだ。その音楽的影響において僕にとっての彼の大きさという点でね。高校で生物の授業の時に、僕はソニーのウォークマンを持っててね、それで『ダーティー・マインド』を聴いてたんだ。そこに座って、何度も何度も聴いたのを覚えてる。あのアルバムが僕の想像力を外に出してくれたんだ。自分の行きたい場所にね。彼は僕のように思えた。自分を重ねてたんだよ。彼は恩人であり、友達になった人であり、共演もした。彼が亡くなってしまって、僕の中の一部も逝ってしまったんだ」
昨日、プリンスの最初のバック・バンドであるザ・レヴォリューションがプリンスに敬意を表して再結成することを発表している。
ザ・レヴォリューションは、プリンスのセルフ・タイトルのセカンド・アルバム『プリンス』のレコーディングに先立って、1979年に結成されている。しかし、個々のメンバーは『ダーティ・マインド』以降の作品でレコーディングへの参加を果たしているものの、プリンス&ザ・レヴォリューション名義でリリースされたアルバムは、『パープル・レイン』、『アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ』、『パレード』の3枚となっている。何度かのメンバー・チェンジを経て、ザ・レヴォリューションは1986年に解散している。
「プリンスの死を深く悲しみ、3〜4日一緒に過ごしたのを受けて、わたしたちは世に出て、何本かライヴを行うことを決めました」と映像のなかでウェンディ・メルヴォインは語っている。「もうすぐライヴをやることを知らせたかったの」
再結成は、ウェンディ・メルヴォイン、リサ・コールマン、ボビー・Z、ブラウン・マーク、マット・フィンクの5人で行われる。
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