ヘンリー・ロリンズは『LAウィークリー』誌に寄稿し、先月施行されたノース・カロライナ州の議論を呼んでいる法案「HB2」に反対している。
この反LGBTのための法律は、同州のシャーロットで施行されるために急いで可決されたもので、今後他の都市でも適用され、LGBTコミュニティを差別から守る法案を通せなくなるほか、トランスジェンダーの人々は自らのジェンダーに即したトイレを使用できなくなるという。
「ノース・カロライナ州よ、僕は君たちを愛してる。けれど、君んとこの州知事はクソだ」と題された原稿は、『LAウィークリー』のサイトに4月21日に掲載されている。
「パトリック・マクロリー州知事がHB2にサインした時、この結果が長期的に何を及ぼすのか考えてるか不思議だったんだ」とヘンリー・ロリンズは書き出している。
「俺には彼や彼のスタッフが、この頭の悪い南部の白人のロジックによってブルース・スプリングスティーンがグリーンズボローで予定されていたライヴをキャンセルすることになるなんて考えているようには見えなかった。でも、このことによってボスに、法案を精読した人よりも多い人に読んでもらえるプレス・リリースを出させることになったんだ」
ヘンリー・ロリンズはさらに次のように書いている。「数人の田舎者を喜ばせるために長い道のりがあったようだけど、でも、明らかに州知事は、アホなホモ嫌いの人々がトイレで隣の仕切りにいる人にガタガタと怯えているのが心配で夜も眠れなかったんだろうね。それで行動をとったんだ」
ブルース・スプリングスティーンをはじめ、パール・ジャムやリンゴ・スターが同州でのライヴをキャンセルしており、ファーザー・ジョン・ミスティはノース・カロライナ州で行われるライヴの収益をLGBTを支援するセンターの「タイム・アウト・ユース」に寄付するという。
また、アゲインスト・ミー!やシンディ・ローパーも抗議のためにライヴを行うことを発表している。
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