JORDAN HUGHES/NME

Photo: JORDAN HUGHES/NME

ファーザー・ジョン・ミスティことジョシュ・ティルマンは、テイラー・スウィフトのコンサートを見に行った際、自身がLSD摂取による幻覚状態にあったことを明かしている。

シンガー・ソングライターであるジョシュ・ティルマンは、米『ローリング・ストーン』誌のインタヴューで、この経験を「神聖」かつ「危険」であったと語っている。

「最近、かなりの量のLSDをやったのは、オーストラリアのテイラー・スウィフトのコンサートに行った時だ。メルボルンで公演をしていた彼女のクルーたちにバーで会って、ショウに招待されたんだ。俺は、自分のツアー・マネージャーに頼んで、LSDを仕入れた。『これは運命だ。俺はテイラー・スウィフトのコンサートでLSDをキメる定めなんだ……』と思ってね」

「そのおかげで、8歳の女の子になったような気分でショウを楽しめた、35歳の男がね。まさに神聖な体験だった。そしてサイケデリックだった。テイラー・スウィフトは、俺の魂にイデオロギーを注ぎこんできた。笑いが止まらなかったのを覚えてる。タバコを吸いに外に出ても、『また戻らなきゃ』って思ったんだ」

ジョシュ・ティルマンはまた、テイラー・スウィフトをカルト・リーダーに例えている。「ただ、不安な気分になる時もあった。彼女は、見に来ている女の子たちに『私は普通の女の子よ、自分がどうすべきかを他人が判断するべきじゃないわ』って言い聞かせてた。その時、巨大スクリーンには18mくらいの巨大な彼女が映ってたんだ。カルト集会ってこんな感じなんだろうな。あれは、まったくもって普通なんかじゃない。かなり危険だよ」

ジョシュ・ティルマンは以前にも、メルボルンでテイラー・スウィフトのショウをハイな状態で観たことが、自身が出演したラナ・デル・レイの“Freak”のミュージック・ビデオへのインスピレーションになったと明かしている。

また、ジョシュ・ティルマンはテイラー・スウィフトのアルバム『1989』のライアン・アダムスによるカヴァーを、さらにカヴァーしようと試みたことについても語った。しかし、彼によれば、夢にルー・リードが現れ、カヴァーするのをやめろと告げたのだという。

米『ローリング・ストーン』誌に対しジョシュ・ティルマンは、この企画はライアン・アダムスに対するからかいだったことを認めた。

「俺は、彼のカヴァーはグロテクスな試みだと思うし、ならばそれに対抗して、彼以上にグロテスクな試みをやってやろうと思ったわけだ。皮肉にもこれが、俺に関する話題としては今までで一番デカいものになってしまって、なんだか気分がムカムカしたよ。だから取りやめにしたんだけど、そうしたらまたさらに騒ぎになった。もうコメディーとしか言いようのない失敗さ」

しかし、ジョシュ・ティルマンは、他のポップスターの曲をカヴァーすることにはまったく問題がないと考えているらしく、最近では自身のコンサートでリアーナの“Kiss It Better”をカヴァーしている。

その模様はこちらから。

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