ザ・ローリング・ストーンズのギタリストであるキース・リチャーズは、まもなく開幕するバンド初の展覧会会場外でライヴをやることを考えたものの、地元に反対にあったことを明かしている。
展覧会「Exhibitionism」は、ザ・ローリング・ストーンズにとって初めてとなる大規模な展覧会で、2フロアに亘って展開される9つのテーマで構成されるとされ、バンドが個人的に保管してきたものなかから500を超える品々が展示されることになるという。
この展覧会を盛り上げようと、バンドは会場となるサーチ・ギャラリーの屋外で数曲のライヴをやることを希望したが、高所得者層であるチェルシーの地元住人は拒否権を行使したとキース・リチャーズは語っている。
「屋外の芝生のところで4〜5曲やる話があったんだ。でも、チェルシー住民組合がガタガタ言いやがってさ」とキース・リチャーズは『ザ・サン』紙に語っている。「どんだけ寛大な人たちなんだろうね。たった4〜5曲の予定だったんだぜ」
また、キース・リチャーズは、ミック・ジャガーやチャーリー・ワッツ、ビル・ワイマン、そして亡くなったブライアン・ジョーンズと住んでいたチェルシーのアパートが改築されたのを見に行くのが楽しみだと明かしている。
「俺たちが最初に一緒に暮らしたエディス・グローヴにあるアパートが改築されたのを死ぬほど見に行きたいんだ。面影が残っているのは、あのひどい匂いだろうだけどな。だって、あそこで俺たちは毎晩集まって座って、どうやって演奏するかについて考えてたんだ。俺たちは延々とレコードを聴いて、時々ライヴをやりにいくって感じでね……ワオ、本当にエディス・グローヴからはだいぶ経っちまったな」
展覧会はロンドンで9月16日まで開催され、その後世界中を回ることになっている。あと4年、自身の所有物が返ってこないことについて、キース・リチャーズは未練があることを認めている。
「ちょっとだけ辛いよね。あそこに貸しちまったジャケットが数着あってね。随分と長い間、見れなくなるわけだからね」
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