ポール・マッカートニーの長男であるシンガー・ソングライターのジェイムズ・マッカートニーの新作『ザ・ブラックベリー・トレイン』が日本ではソニー・ミュージックから5月25日に発売されることが決定している。
本作は2013年の『ミー』以来、3年ぶりとなるセカンド・アルバムとなるが、日本盤のリリースは今回が初めてとなっている。
アルバムからのファースト・シングル“Too Hard”についてジェイムズ・マッカートニーは「この曲はLAで書いたんだ。無理しすぎてしまうことのやけくそ感をリアルに引き出すために、カントリー・ロック風の雰囲気を取り入れたんだ。ダニー(・ハリスン)がスタジオに来てくれて、一緒にギター・ソロをコラボしたんだよ」と語っている。
シングル“Too Hard”の音源はこちらから。
『ザ・ブラックベリー・トレイン』は全11曲を収録しており、アルバムのエンジニアにはニルヴァーナ、ザ・ピクシーズ、PJハーヴェイなどで有名なスティーヴ・アルビニを迎えている。
ジェイムズ・マッカートニーはアルバムについて次のように語っている。「すべてがひとつの進化になっている。この一連の楽曲は間違いなく前作よりも鋭い内容で、とにかく妥協をしなかった。音楽に前衛的でサイケデリックな要素を入れて、ほんの少しだけ神経を逆撫でするようなものにするのが好きなんだけど、最終的に大切なのは、できるだけ感情をさらけ出すこと。音楽がカタルシスをくれて、心から響いてきて、正直であることがすべてなんだ」
父親へのプレッシャーについては次のように語っている。「自分で自分にプレッシャーをかけながら成長してきたんだ。ビートルズのレガシーが、自分に音楽をやるようにとプレッシャーをかけているような気がしていた。音楽は昔から大好きだったし、家でもいつも自分の周りには音楽があったけど、他のことをやろうと思って、アートもやってみたし、家具も作ってみた。以前はビートルズの息子がミュージシャン、みたいな陳腐な存在にはなりたくなかったんだ」
アルバムからの“Unicorn”の音源はこちらから。
アルバム『ザ・ブラックベリー・トレイン』の全米でのリリースは5月6日で、その直後の5月10日から約1ヶ月半の間で36公演行なう全米ツアーも決定している。
リリースの詳細は以下の通り。
ジェイムズ・マッカートニー『ザ・ブラックベリー・トレイン』
James McCartney /The Blackberry Train
2016年5月25日発売 SICX47 \2200+税(海外発売5月6日)
解説:藤本国彦 歌詞・対訳付
収録曲:
1 Too Hard/トゥー・ハード
2 Unicorn/ユニコーン
3 Waterfall/ウォーターフォール
4 Paralysis/パラリシス
5 Ballerina/バレリーナ
6 Peyote Coyote/ペヨーテ・コヨーテ
7 Fantasy/ファンタジー
8 Alice/アリス
9 Ring a Ring O’Roses/リング・ア・リング・オ・ローゼズ
10 Prayer/プレイヤー
11 Peace and Stillness/ピース・アンド・スティルネス
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