トム・ヨークが、12月に行われるイベント「パスウェイ・トゥ・パリ」に出演を予定していることが明らかになった。
レディオヘッドのフロントマンであるトム・ヨークはソロ・アーティストとして参加を予定しており、他にはパティ・スミスやレッド・ホット・チリ・ペッパーズのベースを務めるフリーが名を連ねている。イベントは12月4日にパリのル・トリアノンで開催予定となっている。
このイベントは、パリで11月30日から12月11日にかけて行われる国連気候変動会議と同時期に開催される。この国連会議の目的は、気候変動対策に関する世界共通の合意を得て、法的拘束力を持たせることだという。
音楽メディア「ピッチフォーク」によると、「パスウェイ・トゥ・パリ」は、会議に至るまでの間に一連のイベントを開催し、ミュージシャン、アーティスト、ゲスト・スピーカー等をフィーチャーしてイベントを行うことにより、気候変動の解決への関心を高める狙いだという。更なる情報は「パスウェイ・トゥ・パリ」のウェブサイトで確認することができる。
http://pathwaytoparis.com/
また、トム・ヨークは先日、昨年発売したソロ・アルバム『トゥモローズ・モダン・ボクシーズ』のライヴを初めて行うことを発表した。
トム・ヨークは8月15日に行われる東京の「サマーソニック・フェスティバル」内で行われる「ホステス・クラブ・オールナイター」に出演を予定している。こちらにはFFS、マシュー・ハーバート、スピリチュアライズド、ジョン・ホプキンス、ボー・ニンゲンも参加予定となっている。
『トゥモローズ・モダン・ボクシーズ』は、トム・ヨークの2枚目のソロ・アルバムとしてコンテンツ配信サイト『ビットトレント・バンドルズ』から発売されており、その売上について2000万ドル以上にも及ぶと言われている。
トム・ヨークは9月にアルバムを発表した際、『ビットトレント・バンドルズ』から1枚あたり6ドルの課金を設けていた。このサイトは2013年に違法ダウンロードに利用されることで有名な『ビットトレント』によって立ち上げられたコンテンツ配信サイトで、ミュージシャンなどのアーティストはサイト上で無料ダウンロードと有料コンテンツを同時に配信することができる。
テクノロジーブログ「ギガオム」によると『トゥモローズ・モダン・ボクシーズ』は440万回ダウンロードされ、トム・ヨークは2014年のビットトレント最多の合法ダウンロードを実現したアーティストとなった。すべてのダウンロードにお金が払われていると推定すると、その売上は2000万ドルにもなるという。
一方、トム・ヨークは先日、レディオヘッドのビジュアル・アーティストであるスタンリー・ドンウッドの新しい展覧会のために18日間の長さに及ぶサウンドトラックをレコーディングしている。
トム・ヨークによるアンビエントなサウンドトラック“Subterranea”は、トリプルJが報じたプレスリリースによれば、18日間に及ぶ長さの音源を使用しているという。このサウンドトラックのリリース予定はないが、プレビュー音源を下記のサイトで聴くことができる。
https://www.dropbox.com/s/81m1vvd4r1fc6je/IMG_7281.m4v
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