大ヒットを飛ばしたり、世界中をツアーで回ったり、自分が歩いたあとの地面まで崇拝してくれるような大勢のファンを獲得してもなお、陰謀論のダークな世界に手を出してしまうアーティストは多く存在する。私たちのお気に入りのアーティストの中にも、全国ネットで報道されている「ケムトレイル(化学物質の空中噴射による飛行機雲)」の存在を非難するため、それが政府の操作によるものであると自信満々に語ったり、自分たちを「トゥルーザー(アメリカ同時多発テロの陰謀論者)」と認め、世間の常識に対して何でもかんでも挑戦したりする陰謀論者がいる。今回はその中で、ここ数年で陰謀論の際どい世界に足を踏み入れた有名人たちを13人のみ紹介する。
アリアナ・グランデ
現在22歳のアリアナ・グランデは2013年、米『コンプレックス』誌でエイリアンの存在を信じるかと尋ねられ、「この世に存在しているのが自分たちだけだと信じているのはバカみたいよ」と発言している。その他にも幽霊屋敷を訪れた際には「幽霊による悪霊体験」をしたと明かし、悪霊に追いかけられたと話している。またある時は、寝室で「怖ろしくて黒い何か」を目にしたという。気味の悪い話だね。
M.I,A.
トラブルメーカーであるM.I,A.だが、物議を醸した説を信じていたことが過去にある。2010年、『ナイロン』誌に対してグーグルとフェイスブックは「CIAによるもの」だと語っており、17歳の時には英『ガーディアン』紙にイギリスのタワー・ハムレッツ区の議員が「ベンガル人をなだめるためのコカインを大量に持っている」と語っている。
メガデスのデイヴ・ムステイン
メガデスのフロントマンであるデイヴ・ムステインは2009年、全体主義者からなる世界政府によって「新世界秩序」を築くと信じているラジオの司会者のアレックス・ジョーンズと共に、その信念を主張するという、ぎょっとするような同盟を組んでいた。デイヴ・ムステインがこの非道な政権への主張を退けた理由は何かって? 言うまでもなく、カナダへの移住である。
パブリック・エナミーのチャック・D
トラブルで引っ掻き回すことに抵抗がないもう1人のミュージシャンだ。パブリック・エナミ―のリーダーであるチャック・Dはバンドの1994年の楽曲“Race Against Time”の中で、人種によって操作された細菌戦争を世界保健機関が企てていると言及していた。それはどうかと思うよ、チャック。
ミューズのマシュー・ベラミー
ミューズのマシュー・ベラミーも陰謀論に関わりがあるようだ。2006年、マット・ベラミーはカーネギーメロン大学にて、9.11はアメリカ政府が中東への侵攻を行うために遂行した「内部犯行」だと語っている。だが、2012年にはこの主張を撤回し、方向性を変えたと発言している。しかし、その際「解決しなければならない疑問はまだたくさん残っているけどね」と付け加えている。
ジェイデン・スミス
時に哲学者のようになるジェイデン・スミスはある問題について詳しく解説を行っているが、2年前に誰もが学校を中退すべきだと主張している。その理由を「学校よりも知性的な社会があるから」とツイッターに投稿しており、「学校は若者を洗脳するための機関だ」と発言している。ジェイデン、数学が嫌いなのは分かるけど、それは僕たちも乗り越えてきた壁なんだよ、分かるかい?
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