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ボブ・ディランはペイトリオンのアカウントを立ち上げたことが明らかになっている。
ボブ・ディランはインスタグラムのストーリーで「Lectures From the Grave」を宣伝する投稿を行っている。こちらはペイトリオンを通して月額5ドルで閲覧可能となっている。
現時点でボブ・ディランのペイトリオンでは6投稿のみが投稿されており、最初の投稿はマヘリア・ジャクソンのパフォーマンス動画を埋め込んだだけのシンプルなもので、その後3つの投稿にはAI音声と思われる音声エッセイが掲載されている。
ボブ・ディランはそこで1800年代にアメリカ副大統領を務めたアーロン・バー、19世紀に無法者として知られたフランク・ジェイムス、アメリカ西部開拓時代の伝説的人物であるワイルド・ビルについて語っている。
他にも「Letters Never Sent」というシリーズがあり、今のところ唯一の投稿は作家のマーク・トゥエインがサイレント映画時代のイタリア人俳優であるルドルフ・ヴァレンティノに宛てた架空の手紙となっている。マーク・トゥエインが1910年に亡くなった時、ルドルフ・ヴァレンティノは14歳で、手紙はトウェインの筆記体の署名で締めくくられており、投稿者には「ハーバート・フォスター」というペンネームが用いられている。
「Bull Rider (short story)」という別の投稿もあり、作者はマーティ・ロンバードとされている。内容はテキサスのロデオでブルライディングに挑戦する人物の物語となっている。
Bob Dylan goes Patreon. "Letters never sent / Lectures from the grave"…https://t.co/leW7nT6fk4 pic.twitter.com/m046XN7qZQ
— Still On The Road (@StillOnTheRoad_) March 29, 2026
「バスはアマリロを過ぎたあたりで私を降ろした。歯には埃が詰まり、空はあまりにも広くて、まるで私を嘲笑っているかのようだった」という本文を『ピッチフォーク』は引用している。「ダッフルバッグ、シャツ2枚、背表紙が老人の指の関節のようにひび割れた『海の狼』のペーパーバック、そして食べ物では満たされない空腹感を抱えていた」
ノーベル文学賞受賞者であるボブ・ディランがペイトリオンを立ち上げたことにファンからは困惑の声も寄せられており、投稿の多くがAIを活用しているように見えることがその理由となっている。あるファンはXで「ボブ・ディランによるAIを使った歴史物のペイトリオンは、これまで生まれた中で最も奇妙で不可解な人物のトップクラスに属することを改めて明らかにしている」と述べている。
昨年11月、ボブ・ディランはバークリー音楽大学の名誉博士号を授与されたことが明らかになっている。
ボブ・ディランは「現代の音楽に与えた途轍もない影響」と「生涯にわたる創造的探求への取り組み」が評価されて、名誉博士号を授与されることとなっている。
ボブ・ディランがアメリカの大学から名誉博士号を授与されるのは1970年以来となっている。2004年にはスコットランドのセント・アンドリューズ大学から名誉博士号を授与されている。
ボブ・ディランは5月にリリースされるウィリー・ネルソンのニュー・アルバム『ドリーム・チェイサー』にも参加していることが明らかになっている。
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