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ザ・キンクスのデイヴ・デイヴィスはモービーが名曲“Lola”を批判したことについて「極めて侮辱的だ」と語っている。

モービーは『ガーディアン』紙のインタヴューでもう聴けなくなってしまった曲について訊かれると、次のように答えている。「ザ・キンクスの“Lola”がスポティファイのプレイリストで出てきたんだけど、歌詞がおぞましくて、同性愛蔑視的だったね」

モービーは次のように続けている。「初期のザ・キンクスは好きなんだけど、歌詞の古臭さには本当に呆気に取られたよ」

“Lola”にはソーホーのバーでトランスジェンダーの女性と出会った男性を描いた歌詞で知られている。この曲を書いたレイ・デイヴィスはドラァグ・クイーンとの様々な交流からインスピレーションを得たと説明している。

今回、弟のデイヴ・デイヴィスはモービーの発言について反論している。

デイヴ・デイヴィスはXで次のように述べている。「モービーが兄のことを古臭くて同性愛蔑視的だと批判したことは極めて侮辱的だ」デイヴ・デイヴィスの投稿にはトランスジェンダーのパンク・シンガーであるジェイン・カウンティからの手紙が添えられており、その中で“Lola”を「壁を打ち破り、これまでタブー視されてきたテーマを前面に押し出した曲」だと称賛している。

ジェイン・カウンティは次のように述べている。「この曲を聴いた時にキンクスがトランスジェンダーの人物について歌っていることに興奮と驚きの両方を感じて、他にも気づいている人がいるだろうかと思いました。キンクスが何を歌っているのか理解できるほどクールでイケてる人はいるだろうかと。私にとって“Lola”は言わばずっと口火を切ってくれた曲の一つです」

「ラジオ局はこのテーマに気づかなかったと思いますが、多くのファンは気づいていました。それが本当に重要なことなのです。トランスである自分にとってずっと特別な曲であり続けるでしょう」

デイヴ・デイヴィスは「モービーは自分の言うことに気をつけたほうがいい」と述べている。「有名なドラァグ集団であるザ・コケッツやその友人たちはツアーに同行してくれた。本当に感謝しているよ」

「なぜモービーはこんなシンプルな曲に対してこんなに失礼なことを言うんだろうか?」とデイヴ・デイヴィスは続けている。「私たちは同性愛蔑視的ではない。なぜ彼は私たちを責め立てる必要があったのだろう?」

記事執筆時点でモービーはデイヴ・デイヴィスの言及に反応を示していない。

モービーは今年2月に通算23作目となる最新作『フューチャー・クワイエット』をリリースしており、今夏にはブライトン・ビーチやロンドンで大規模公演を行うことが決定している。

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