Photo: Andy Ford for NME

フランツ・フェルディナンドのアレックス・カプラノスはイスラエル国防軍がヒット曲“Take Me Out”を新たなプロパガンダ・ビデオに使用したとして、激しく批判している。

現地時間3月7日にアレックス・カプラノスはインスタグラムのストーリーで2004年発表の“Take Me Out”がイスラエル国防軍のビデオに使用されたことに言及している。

映像では戦闘機や地上での爆発の映像に重ねて“Take Me Outが使われており、イスラエル兵が激しい空爆を称賛する内容となっている。イスラエル国防軍は「ライオンの咆哮作戦はこうして行われました」とキャプションに添えている。

アレックス・カプラノスはこの動画に対して次のように述べている。「この好戦的な殺人者たちは許可なく私たちの音楽を使用しています。吐き気を催すと同時に怒りを感じます。でも、よくあることなのかもしれません。卑劣な傲慢さで自分たちのものではないものを平然と奪い取るのです」

2月28日、イスラエル国防軍と米軍はイラン全土で合同の空爆を開始し、イランの最高指導者だったアヤトラ・アリ・ハメネイを殺害したほか、数百ヶ所の軍事施設や指導部を標的としている。この空爆は報復攻撃を引き起こし、状況はより広範な地域戦争へとエスカレートする恐れがある。イスラエルは最初の空爆を「ライオンの咆哮作戦」と評しており、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は「イランにおけるアヤトラ政権の脅威に終止符を打つ」ものと語っている。

フランツ・フェルディナンドはこれまでも政治的見解を表明してきており、2016年にはドナルド・トランプ大統領の初当選を前に“Demagogue”という曲をリリースして、歌詞には「Those pussy-grabbing fingers won’t let go of me now(あの性器を触る指は今となっては僕を放してはくれないだろう)」という一節が含まれていた。アレックス・カプラノスはドナルド・トランプ大統領の勝利を「悪夢」とも評していた。

フランツ・フェルディナンドは昨年12月に来日公演を行っており、現在は3月11日のブリクストン・アカデミーの公演を含むヨーロッパ・ツアーを行っている。

アルバム・リリース時にアレックス・カプラノスはバンドが新たに獲得している注目と称賛について語っている。「もちろん、どんなものでも流行り廃りはあるわけだけど、今は生々しさと複雑さを兼ね備えた、優れた演奏ができるバンドが求められているように感じるんだ。ステージに立って、互いに交わし合う人間的なエネルギーこそが求められているんだよ」

「ここ10年か15年くらい、ポップ・ミュージック界には素晴らしいものがたくさんあったけど、少し新鮮味を失っているように感じるんだ。人々もそれを感じていて、バンドならではの生々しさや深みを求める純粋な欲求があるように思うんだよね」

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