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レディオヘッドはアメリカ移民関税執行局を管轄する国土安全保障省が投稿した動画で“Let Down”のカヴァーが許可なく使われたことを受けて声明を発表している。

1997年発表の名作『OKコンピューター』に収録されている“Let Down”のコーラス隊によるカヴァーは移民によって何らかの形で被害を受けた被害者の写真を並べていく動画で使われており、動画は「This Is Our Why(これが私たちの理由)」という文字で締めくくられるものとなっている。

使われている音源は「You know where you are with/ You know where you are with/ Floor collapses, floating/ Bouncing back/ And one day I am gonna grow wings/ A chemical reaction/ Hysterical and useless(自分の居場所を知っているだろ。足下が崩れ落ち、前後に揺れ動いているような場所。そして、ある日、羽が生えだす。化学反応。ヒステリックで役立たずだ)」と歌う部分となっている。

投稿キャプションには次のように書かれている。「数千人のアメリカ人家族が不法移民による犯罪的な暴力に苦しんでいます。アメリカ国民がこの国に暮らす権利のない者たちによってレイプされ、殺害されています。これが私たちが戦う相手であり、これが私たちの理由です」

レディオヘッドは当局によるこの曲の使用を即座に非難しており、次のように述べている。「アメリカ移民関税執行局のソーシャル・メディアを管理するアマチュアに対して削除するように求めます。笑えないですし、この曲は私たちや他の人々にとっても非常に大切なものです。黙って使わせるつもりはありません」

「そして、くたばってくれ」

昨年年8月、“Let Down”はTikTokで拡散されたことで、全米シングル・チャートにランクインしており、この件について『ザ・タイムズ』紙のインタヴューでトム・ヨークは次のように語っている。「あの曲については特に変な感じがするんだ。アルバムに入れないように、あらゆる手を尽くしたんだけど、エド・オブライエンは『もし入れないなら、脱退する』と言ったからね」

エド・オブライエンはTikTokで広がったことについては驚かされたと述べている。「今でも驚きを覚えるよ。それで18歳と21歳の子どもたちに話をしたら、『当然のことだよ。ティーンエイジャーは鬱屈としているんだ。あの曲は気のめいる音楽だからね』と言われたよ」

ドラマーのフィル・セルウェイは世代を超えてバンドが評価されている自身の経験について語っている。「少し前に駅にいたんだけど、学生たちがピアノで“Everything In Its Right Place”を弾いていたんだけど、その後にクイーンの“Bohemian Rhapsody”を弾いていたんだ」

アメリカ移民関税執行局についてはビリー・アイリッシュ、サブリナ・カーペンター、グリーン・デイ、ニール・ヤング、モービー、ザラ・ラーソン、ジョー・キーリー、デュラン・デュラン、デイヴ・マシューズらも抗議の意を表明している。

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