Photo: Lightroom

デヴィッド・ボウイは最も有名なパフォーマンスの数々に加え、滅多に公開されない貴重な映像も使われている没入型公演『ユーアー・ノット・アローン』がロンドンで4月から開催されることが決定している。

360度の体験となるこの公演はこれまでデイヴィッド・ホックニー、トム・ハンクス、アナ・ウィンターらとコラボレーションしてきたライトルームが手掛けている。公演はヴィクトリア・アンド・アルバート博物館で行われた展覧会「デヴィッド・ボウイ・イズ」でクリエイティヴ・ディレクターを務めた59歳のマーク・グリマーがトム・ウェクスラーと共に作・演出を担当している。

チケットは現在発売中で、4月22日から6月28日までの公演の予約が受け付けられている。

この公演はニューヨークのデヴィッド・ボウイ・アーカイヴに所蔵されている“Space Oddity”から“Heroes”、『★(ブラックスター)』までの映像を使ったもので、数千時間に及ぶフィルムの中から厳選された、稀少かつ未公開の映像が使われるという。

パフォーマンス映像は写真、ドローイング、歌詞、個人的なメモ、音声録音と組み合わせられ、テーマ別のチャプターで構成される。1975年にラッセル・ハーティが行ったテレビ・インタヴュー、『ダイアモンドの犬』ツアーの再現セットなども登場する。

これまでにライトルームが手掛けてきた公演と同様、映像はキューブ型の部屋全体に投影され、来場者は彼のライヴ・パフォーマンスの中心にいるような感覚を味わえる。音楽はライトルームの専用空間オーディオ・システムに合わせて各トラックが新たに再構成され、輝かしいキャリアを辿る形で展開されていく。




「私たちが謎、異質性、異星人に惹かれるのはアーティスティックなヒーローとの関係性を物語っています。デヴィッド・ボウイの場合も、それは彼自身のものではなく、私たち自身の構築物なのです」とマーク・グリマーは語っている。

「キャリアを通してデヴィッド・ボウイは人間以外のものとして描かれることに抵抗していました。神秘性を損なわずに、私たちはデヴィッド・ボウイを人間の創造性の擁護者として称えるショウを企画しました。彼が繰り返し表明してきたメッセージ、つまりあらゆる形態の芸術こそが、生きることの意味を理解するための最善の希望であるというメッセージに焦点を当てたショウになります」

先日、デヴィッド・ボウイはその死から10年を迎えている。デヴィッド・ボウイは18ヶ月に及ぶガンとの闘病生活を経て、最後のアルバム『★(ブラックスター)』がリリースされた2日後となる2016年1月10日に亡くなっている。

その際に妻であるイマン・アブドゥルマジドは『★(ブラックスター)』のタトゥーを入れたことを明かしており、ザ・リバティーンズ、ザ・ホラーズ、アンナ・カルヴィ、ザ・モロトフスといったアーティストは「ヒーローズ・ネヴァー・ダイ」と題された追悼公演でデヴィッド・ボウイのカヴァーを披露している。

また、デヴィッド・ボウイは少年時代に暮らした南ロンドンの家が修復されて、一般公開されることが決定している。

ロンドンを拠点とする非営利団体「ザ・ヘリテージ・オブ・ロンドン・トラスト」はブロムリー区プレイストー・グローヴ4番地にあるテラスハウスを取得して、デヴィッド・ボウイが8歳から20歳(1955年〜1967年)までを過ごした内装を再現することを発表している。

このプロジェクトは2027年に完成予定で、若者向けのクリエイティヴ面やスキル面でのワークショップに活用されるとのことで、「次世代のための確固たる基盤」として芸術における自信とコミュニケーション能力を育む場になるという。

The Cure - Boys Dont Cry
Amazonで見る
価格・在庫はAmazonでご確認ください

Copyright © 2026 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ