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映画監督のポール・トーマス・アンダーソンとレディオヘッドのジョニー・グリーンウッドは映画『ファントム・スレッド』の音楽をメラニア・トランプ大統領夫人のドキュメンタリーから削除するように求めている。
ドキュメンタリー『メラニア』は夫であるドナルド・トランプが昨年1月に2度目の大統領就任宣誓を行う前の20日間を追ったものとなっている。
アマゾン、ディズニー、ネットフリックス、パラマウントがストリーミング配信の権利獲得に入札しており、ディズニーは約1400万ドル(約22億円)を提示したものの、アマゾンの4000万ドル(約62億円)に敗れている。これはドキュメンタリー映画としては史上最高額となっている。メラニア・トランプは2024年に出版した自伝が好評だったことが、このアイデアを思いついたきっかけだと語っている。
日本でも1月30日より劇場公開された本作では2017年公開の映画『ファントム・スレッド』の楽曲が使用されている。映画『ファントム・スレッド』はポール・トーマス・アンダーソンが監督を務め、ジョニー・グリーンウッドが音楽を手掛けている。
二人は「作曲者契約」に違反しているとして、『メラニア』から音楽を削除するように求めている。
「メラニア・トランプのドキュメンタリーで『ファントム・スレッド』の楽曲が使用されていることを知りました」と二人は『ヴァラエティ』誌に出した声明で述べている。
「ジョニー・グリーンウッドは楽曲の著作権を所有していませんが、ユニバーサルはこの第三者による使用についてジョニー・グリーンウッドに相談しておらず、これは作曲契約違反です」と声明は続けられている。「そのため、ジョニー・グリーンウッドとポール・トーマス・アンダーソンはこの楽曲をドキュメンタリーから削除するよう求めます」
『メラニア』の製作陣はこの要請に対してまだ正式に回答しておらず、本稿執筆時点では楽曲はドキュメンタリーで使われたままとなっている。
先週、ブレット・ラトナー監督による『メラニア』はイギリスでの初週ランキングは29位で、興行収入は3万3000ポンド足らずとなっている。
『インディペンデント』紙は4000万ドルの製作費に対して全世界で950万ドルの興行収入に留まっており、マーケティング費用として3500万ドルが追加で投入されたと報じている。
これはドキュメンタリーとしては異例の高い数字だが、その正当性を疑問視する声もあり、『デイリー・ビースト』紙は映画の興行成績を上げるために「偽造チケット販売」が行われた疑惑を報じている。
米国では初日の観客の49%が共和党支持者で、わずか2%が民主党支持者で、72%が女性だったという。現在、『ロッテン・トマト』での評価は8%となっている。
ジョニー・グリーンウッドとポール・トーマス・アンダーソンは20年近くにわたってコラボレーション関係を続けており、ジョニー・グリーンウッドは2007年公開の『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』から最新作『ワン・バトル・アフター・アナザー』までの音楽を手掛けている。
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