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スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンが、アルバム再現ライヴについて持論を展開している。

昨年、『メロンコリーそして終りのない悲しみ』のリリースから20周年を迎えたスマッシング・パンプキンズだったが、バンドはそれを祝福しないことを決めたという。

ビリー・コーガンは米『ローリング・ストーン』誌に次のように語っている。「準備をしてアルバムを演奏するというアイデアって、そういう商業主義じみた風潮の点で、ライヴを演奏したことにはならないんだよ」さらに次のように続けている。「そういう風潮は音楽業界のクズなんだ。僕は、みんなが本当にやりたいことをやっているとはなかなか思えないよ」

ただし、だからといって、彼が自身のアルバムに愛着がないというわけではないという。ビリー・コーガンは次のように語っている。「こうした重要なアルバムを作れたことは誇りに思ってる。ミレニアル世代は『サイアミーズ・ドリーム』が好きなんだ。驚きだよね、だって、僕以上にミレニアル世代に厳しい人間っていないんじゃないかな。でも、彼らは『サイアミーズ・ドリーム』を愛してるんだ? すごいことじゃないか! だからと言って、僕は、失われたとも思っていない輝きを取り戻すためだけに、過去のアルバムを再現するなんてことはしない。輝きは、まだ僕の目の中にあるんだ。それに、今でも新しい作品を制作することが十二分にできてるんだ。今朝も新曲を書いたし、それが僕がやることなんだよ」

スマッシング・パンプキンズは今春アコースティック・ツアーを行うことを発表している。

フロントマンのビリー・コーガン擁する同バンドは3月から4月にかけてアメリカ・ツアーに繰り出す予定で、リズ・フェアーが全日程オープニング・アクトとして加わるという。これはリズ・フェアーにとって6年ぶりのアメリカ・ツアーとなっている。

また、ツアーにはオリジナル・ドラマーであるジミー・チェンバレンが参加することも発表されており、ジミー・チェンバレンは昨年からバンドに復帰を果たしている。

ツアーは「イン・プレーンソング」と題され、「アコースティック主体の音楽とエレクトロニックによるサウンドスケープ」を生み出して、アコースティック・セットで90年代の楽曲を演奏していくものになるという。

「ピッチフォーク」によれば、ツアーを一度終えたら、スタジオに戻って、2014年発表の『モニュメンツ・トゥ・アン・エレジー』に続く作品に取り掛かるという。

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