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ジョン・ライドンは『ザ・マスクド・シンガー』に出演したのはパブリック・イメージ・リミテッドのアルバムの資金を作るためだったと語っている。
ジョン・ライドンはイギリス版『ザ・マスクド・シンガー』の最新シーズンに出演していることが1月10日に明らかになっている。ジョン・ライドンはヤクのコスチュームを着て、オリビア・ニュートン・ジョンの“Physical”とトム・ジョーンズの“Sex Bomb”を披露したが、脱落することとなっている。
脱落時にジョン・ライドンは『ザ・マスクド・シンガー』への出演はキャリアのハイライトでは「ない」と冗談を口にしながらも「面白さが伝われば」と思って出演したと語っている。
「モンキー・ビジネス」というキャラクター名を名乗る人物との歌唱対決に敗れて、番組を脱落したジョン・ライドンは今回『ディス・モーニング』というテレビ番組に出演して、出演を承諾した理由について語っている。
「まずは楽しいからだけど、正確に言うと、大きいのはお金だね」とジョン・ライドンは語っており、出演料はパブリック・イメージ・リミテッドの新作の制作に充てられたという。「出演料はもう使ってしまったんだけど、ポルトガルに行って、1ヶ月間みっちりとレコーディングを行ったんだ。その後、休暇も取れたんだけどね」
ジョン・ライドンはパブリック・イメージ・リミテッドのメンバーは番組に出演していることに気づいていなかったことを明かしている。「どうやってお金を手に入れたのか、スタジオでメンバーは不思議がっていたね。その二つを結びつけて考えなかったんだ」
インタヴューでジョン・ライドンは2021年にアメリカ版『ザ・マスクド・シンガー』にザ・ジェスターというキャラクターで出演した時のことも振り返っている。あの時はお金が理由ではなく、亡き妻のノラ・フォスターを楽しませるためだったとジョン・ライドンは語っている。
妻のノラ・フォスターはアルツハイマー病との長い闘病生活の末に2023年4月に亡くなっている。最後の2年間、ジョン・ライドンはフルタイムの介護を行っていた。
「あれは愛する妻が亡くなる前だったからね。まったく違う理由で出演したんだ」とジョン・ライドンは語っている。「楽しんでほしかったし、亡くなる前に歌っているのが自分かどうか気づくか見てみたかった。彼女は見事に『これはあなたね』と言っていた。アルツハイマー病であろうとなかろうと、『これはあなたね』と当てていたんだ」
ジョン・ライドンは昨年2月の時点でパブリック・イメージ・リミテッドのアルバムに取り組んでいることを明かしており、取り組んでいる新曲が妻を失った悲しみに対処する手助けになっていると『NME』に語っている。
「家を出なきゃいけない。悲しみにひたるのはもう充分だ。もちろん、逃れようと思っても避けられないことだけどね。悲しみが降り掛かってくるのを止めることはできない。でも、もう充分なんだよ」
新曲に与えている影響についてジョン・ライドンは次のように続けている。「悲しみはエネルギーになる。それを使うこともできれば、食い物にされてしまうこともできる。後者に興味はないからね。もう一方を選ぶしかないんだ」
ジョン・ライドンはこれまでにマーガリン「アイ・キャント・ビリーヴ・イッツ・ノット・バター!」のコマーシャルに出演しているほか、イギリスのリアリティ番組『アイム・ア・セレブリティ』にも2004年に出演している。
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