
Photo: Moni Haworth
キム・ゴードンはニュー・アルバム『プレイ・ミー』をリリースすることを発表して、リード・シングル“Not Today”が公開されている。
キム・ゴードンにとって通算3作目となるソロ・アルバム『プレイ・ミー』はマタドール・レコードより3月13日にリリースされる。
プレス・リリースではアルバムについて「純化されていながら即時的」で、クラウトロックのモータリックな推進力に加え、よりメロディアスなビートを取り入れることで音楽的地平を広げていると評されている。
「曲を短くしたかった」とキム・ゴードンはプロデューサーのジャスティン・レイゼンとのコラボレーション作について語っている。「速く作りたかった。よりフォーカスの定まった、自信に満ちた作品よね。いつもリズムから始めていく感じなんだけど、前作よりもよりビート主体のものにしたいと思っていた。ジャスティン・レイゼンは私の声と歌詞、私のやり方を理解してくれて、それがこのアルバムはより表れていると思う」
アルバムからはリード・シングル“Not Today”がミュージック・ビデオと共に公開されている。
ディストーションのかかったギターと抑制されたインストゥルメンタルによる“Not Today”はその上にキム・ゴードン独特のヴォーカルが乗る曲で、その歌声はしばらく影を潜めていた詩的な緊張感を湛えている。「長いこと歌っていなかったやり方で歌ってみたの。そうしたら、この違う声が出てきたのよ」とキム・ゴードンは語っている。
ミュージック・ビデオはファッション・ブランド「ロダルテ」の創業者であるケイト&ローラ・マレヴィ姉妹によって監督されており、キム・ゴードンはロダルテの初期コレクションから特注のハンドダイのシルクドレスを着用している。
ニュー・アルバム『プレイ・ミー』は2019年発表のソロ・デビュー・アルバム『ノー・ホーム・レコード』、2024年発表のセカンド・アルバム『ザ・コレクティヴ』に続く作品で、キム・ゴードンはAI技術の台頭、現在の政治情勢、そしてビリオネアによる付随的損害など、社会が抱える問題に目を向けている。
外向的なアプローチとは対照的にトラックリスト全体は新たな感情表現を湛えており、包括的で明確な主張を拒絶し、知的好奇心と個性に重きを置いているという。
「正直に言うと、最も影響を受けたのはニュースだった。今は『ポスト・エンパイア』とも言うべき状況で、そこからは人々が消えてしまった。これは私たちの暮らしているコンヴィニエンスなカルチャーの一部のようなもので、選択肢は常にキュレーションされている」
「気分がどうなるか、事前に予測しようとするようなブランド化が進んでいる。面白いと思うと同時に嫌なものだとも思う」
“Subcon”はビリオネアや宇宙移民志願者を批判する楽曲で、“No Hands”はアメリカの国全体のムードが抱える無謀さをテーマとしている。一方、“Dirty Tech”はAIに巻き込まれた人々への哀れみを伝え、AIが及ぼす環境への影響にも光を当てている。
最後に収録された“ByeBye25”は前作『ザ・コレクティヴ』の冒頭を飾った楽曲にドナルド・トランプ政権が否定した言葉による新しい歌詞を組み合わせた楽曲となっている。ドナルド・トランプ政権は「they/them」、「気候変動」、「子宮」、「鳥インフルエンザ」、「ピーナッツアレルギー」、「暗渠排水」といった概念について助成金や研究提案を取り消すこととなっている。
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