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ザ・キュアーのギタリスト/キーボーディストだったペリー・バモンテが亡くなった。享年65歳だった。

訃報はザ・キュアーの公式サイトで発表されており、「クリスマスの時期に自宅で短い闘病生活」を送った末に「素晴らしい友人にしてバンドメイトが亡くなりました」と述べられている。

「寡黙で、情熱的で、直感的で、誠実で、非常にクリエイティヴだった“テディ”はあたたかい心の持ち主で、ザ・キュアーの物語において重要なパートを担っていました」と追悼文には記されている。「家族全員にお悔やみを申し上げます。彼は大いに惜しまれることになるでしょう」

1960年9月3日にロンドンでペリー・アルカンジェロ・バモンテとして生まれたペリー・バモンテは兄弟のダリルがツアー・マネージャーに就任したことを受けて1984年にザ・キュアーのツアー・スタッフとなり、その後、ロバート・スミスのギター・テックにしてパーソナル・アシスタントとなっている。

1990年にキーボーディストのロジャー・オドネルが脱退した時にザ・キュアーの正式メンバーとなっており、ギターとキーボードを担当することとなっている。キーボードはロバート・スミスの妹であるジャネットから教わったもので、6弦ベースやパーカッションも時に担当することとなった。

ペリー・バモンテは1992年発表の『ウィッシュ』から2000年発表の『ブラッドフラワーズ』までのアルバムに参加しており、2005年に脱退することなっている。2012年にはプラシーボのメンバーやジュリアン・コープによるバンド、ラヴ・アマンスト・ルインに参加しており、2019年にザ・キュアーがロックの殿堂入りを果たした時にバンドとの関係が復活することなっている。

ペリー・バモンテは2022年にザ・キュアーに正式に再加入しており、2024年11月にロンドンのトロキシーで行われた公演を含め、これまでの「ショウズ・オブ・ア・ロスト・ワールド」ツアーに参加している。トロキシーの公演は映像作品『ザ・ショウ・オブ・ア・ロスト・ワールド』にもなっている。

ペリー・バモンテは2026年に行われるザ・キュアーのツアーにも参加予定だった。ザ・キュアーはワイト島フェスティバル、プリマヴェーラ・サウンド、ロック・オン・セーヌといった一連のヨーロッパのフェスティバルに出演するほか、マンチェスター、カーディフ、ダブリン、ベルファスト、エディンバラ、ベルリンでは屋外公演が行われる予定となっている。

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