
Photo: Big Brother Recordings
オアシスのギタリストであるゲム・アーチャーは再結成公演のセットリストについて当初は4曲長かったと語っている。
『ギター・ワールド』誌のインタヴューでゲム・アーチャーはオアシスの再結成公演について振り返り、これほどの反響を得られるとは予想していなかったと語っている。「前例のない感じだったよね。どの都市でも観客との間には同じ感覚があったんだ。どのライヴも歓喜に満ちた祝福になっていたんだよ」
「あるライヴで“Don’t Look Back in Anger”の前にノエル・ギャラガーが観客にこう言ったんだ。『ここからはバンドにいるというのはどんなものか、感じてもらえるよ』ってね。まさにそういうことだった。その時は8万人のバンドになったんだ。3公演ぐらいやった時のことだった」
ゲム・アーチャーは再結成公演のセットリストについても語っており、公演では90年代を中心としてまったく同じ23曲が演奏されたが、当初はもう少し長かったという。
ゲム・アーチャーは最初にセットリストを見た時に観客が熱狂するだろうと確信したと語っている。「信じられなかったよ。『おおっ。まだ“Supersonic”にも辿り着いてないのに』という感じだった。そこからはバカバカしいくらいだったね。みんな、歳月を経て、整理がついていたんだ。修正されていたんだよ。最初は27曲で始まったと思うけど、最終的に23曲になったんだ」
ファンからはツアーが進むにつれてセットリストに変更が加えられることを期待しており、“Lyla”や“Columbia”、“The Importance Of Being Idle”、“Stop Crying Your Heart Out”といった楽曲が演奏されていないことにファンからは声が上がっていた。
しかし、今年8月、ノエル・ギャラガーの近い友人であるマット・モーガンはポッドキャストでセットリストに関するノエル・ギャラガーの意向について語っている。
「同じセットリストでやっているなんて狂っているよね」とマット・モーガンは語っている。「少しは変えると思っていたんだ。『入れ替えたりはしないの?』とノエル・ギャラガーには言ったんだ。彼は『あれがいいんだよ』と言っていてね。彼は自分の立ち位置を分かっている。見事にやっているよ」
マット・モーガンはウェンブリー・スタジアム公演の後にノエル・ギャラガーと話をしたことも明かしている。「楽しそうだったね」
「金曜日は会えなかったんだ。すぐ帰ってしまったからね。でも、土曜日は次の日にライヴがなかったから、すこしゆっくりして、彼は本当に満足している感じだった」
先日、ゲム・アーチャーはオアシスの今後についても言及しており、「何でもあり得る」としながらも「これから何が起こるかはまったく分からない」と語っている。
ゲム・アーチャーは次のように続けている。「ノエルが言っていたのは『巨大な才能には休みはない』ってことでね。どう受け止めてもらっても構わないよ」
ツアー・メンバーとして参加したキーボーディストのクリスチャン・マッデンもツアーの舞台裏と2026年の見通しについて語っており、2026年に公演が行われる可能性についても言及している。「これからもすごく訊かれることになるんだろうね。でも、本当に僕が分かっていると思うのかい? 結局のところ、僕は働きアリなんだ」
先月、リアム・ギャラガーは次のツアーのセットリストについて「まだまだたくさんの名曲がある」として、「ヨーロッパ・ツアー」をやりたいと語っている。
再結成公演については『ピーキー・ブラインダーズ』の製作総指揮を務めるスティーヴン・ナイトがプロデュースする映像作品が製作されることも発表されている。監督はLCDサウンドシステムのドキュメンタリー作品『シャット・アップ・アンド・プレイ・ザ・ヒッツ』を手掛けたディラン・サザンとウィル・ラヴレースが担当している。
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