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ジェーンズ・アディクションのペリー・ファレルは昨年ステージ上で起きた諍いについて謝罪して、デイヴ・ナヴァロ、スティーヴン・パーキンス、エリック・エイヴァリーと「意見の相違を解決するためにもう一度集まった」と語っている。

昨年9月、ジェーンズ・アディクションはステージ上でペリー・ファレルとデイヴ・ナヴァロが乱闘となり、その後、声明が発表されて、ツアーの残りの日程はすべてキャンセルされて、すぐさま活動休止となることが発表されていた。これによりアルバムのリリースもなくなっている。

ペリー・ファレル以外のメンバーはペリー・ファレルに対して「暴行、傷害、故意の精神的苦痛、過失、信託義務違反、契約違反」を理由に1,000万ドルの損害賠償を求める訴訟を起こしている。

一方、ペリー・ファレルは「すべての訴え」を否定して、バンド側を反訴していた。

今回、ペリー・ファレルはペリー・ファレルとジェーンズ・アディクションのインスタグラム・アカウントでこの件について正式に謝罪している。

「ボストン、ならびに世界のみなさんへ。昨年、ステージで起きたことについてお話したいと思います。あの件を振り返ってみても、あるべき形で自分を律することができていなかったのは分かっています。自分を見失って、ライヴを台無しにしてしまったことについて観客の皆様、バンドメイトに謝罪します」とペリー・ファレルは述べている。

「ジェーンズ・アディクションは何十年も私の人生の中心でした。バンド、楽曲、観客、音楽やカルチャーに与えた影響は私が書くことのできるどんな言葉よりも大きな意味を持っています」

「私の目的は常に観客のみなさまに最高のライヴ、リアルで正直でポジティヴなものを届けることです。ボストンではそれを実現することができず、影響を受けたすべての人々に本当にお詫び致します」

「みなさまからの引き続きの愛と応援については心の底から一人一人に感謝しています。ペリー・ファレル」

ジェーンズ・アディクションも独自のメッセージを発表しており、次のように述べている。「2024年9月のボストン公演の後にツアー中止に至った経緯について説明できればと思います」

「ライヴの後、ペリー・ファレルに伝えることなく、ツアーを続けないことが最善であると一方的に判断し、ペリー・ファレルの精神状態について不正確な発言をしてしまったことを後悔しています」

「本日、私たちは最後にもう一度、意見の相違を解決するためにもう一度集まったことをお伝えしたいと思います。なので、ジェーンズ・アディクションの功績は4人が共に作り上げてきた作品として残っていくことになるでしょう」

「今後はそれぞれが音楽活動やクリエイティヴな活動に取り組んでいく予定で、今は未来を楽しみにしています。ジェーンズ・アディクションは私たちの心の中で永遠に生き続けます。一緒に作った音楽のことは誇りに思っています」

「ファンのみなさんは私たちにとって生命線であり、今後も常に感謝していきたいと思います」

ペリー・ファレルはライヴの直後に「デイヴ・ナヴァロをはじめとするバンドメイト、ファン、家族、友人に謝罪するしかありません」と述べていた。「残念なことに限界点が許しがたい行動に繋がりました。状況を対処するのに自分が選んだことについて全責任は私にあります」

ペリー・ファレルは先日、ザ・ドアーズの60周年を記念したコンサートでツアーが中止になった後は初となるパフォーマンスを披露している。

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