Photo: Alex Lake

レディオヘッドは延期されていたコペンハーゲン公演を行って、ヨーロッパで行われたカムバック・ツアーを締めくくる形となっている。

今年9月にレディオヘッドは7年ぶりとなるライヴを行うことを発表しており、5都市で20公演を行うことを発表していた。ライヴについては毎晩「バスキングみたいな」アプローチで70曲ぐらいまで絞られた候補曲からセットリストを変更していくとして、円形ステージでのパフォーマンスが披露されている。

レディオヘッドはコペンハーゲンでも4公演を行ったが、フロントマンのトム・ヨークが「重度の喉の感染症」にかかったため、12月1日・2日に予定されていた最初の2公演は12月15日・16日にロイアル・アリーナで行われる公演に延期されていた。

観客が撮影した映像では公演の最後でトム・ヨークが手を合わせて感極まる様子も垣間見ることができる。

観客が撮影した映像はこちらから。

この日のセットリストは以下の通り。

1. ‘2 + 2 = 5’
2. ‘Airbag’
3. ‘The Bends’
4. ‘All I Need’
5. ‘Ful Stop’
6. ‘Nude’
7. ‘Reckoner’
8. ‘Separator’
9. ‘Weird Fishes/Arpeggi’
10. ‘Pyramid Song’
11. ‘you and Whose Army?’
12. ‘Sit Down. Stand Up.’
13. ‘The Gloaming’
14. ‘No Surprises’
15. ‘Paranoid Android’
16. ‘Bodysnatchers’
17. ‘Exit Music (for a Film)’
18. ‘Street Spirit (Fade Out)’
Encore:
19. ‘Let Down’
20. ‘Idioteque’
21. ‘Myxomatosis’
22. ‘Present Tense’
23. ‘Jigsaw Falling Into Place’
24. ‘There There’
25. ‘Karma Police’

レディオヘッドは2016年にアルバム『ア・ムーン・シェイプト・プール』をリリースしてから、新曲をリリースしていない。ツアーで新曲を演奏する可能性についてジョニー・グリーンウッドは「分からない」と答えていた。「ツアーの先のことは考えていないよ」とトム・ヨークは続けている。「ここまで来られたことにもただ驚いているよ」

コリン・グリーンウッドは今年9月にポッドキャストで次のように語っていた。「作業中の新曲がない状態でライブをするのは初めてだと思う。でも、新曲が生まれるかもしれないし、生まれないかもしれないし、それは分からないからね」

ツアーで新曲が披露されることはなかったが、11月7日にマドリードで行われた公演では1995年発表のアルバム『ザ・ベンズ』に収録されている“Just”が16年ぶりに演奏されている。

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