Photo: GETTY / Tom Pallant
ブルーノ・マーズ、エディ・ヴェダー、スラッシュ、ヤングブラッド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのアンソニー・キーディスらはエルドリッジ・インダストリーズのクリスマス・パーティーで共演して、ロックの名曲をカヴァーしている。
このクリスマス・パーティーは現地時間12月11日にニューヨークのキャピトル・シアターで開催されている。従業員向けのクリスマス・パーティーの一環として企画されたこのイベントでは音楽界の大物たちが一堂に会して、様々なカヴァー曲を披露している。
ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュとダフ・マッケイガンがレッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミスとプロデューサーのアンドリュー・ワットと共演して、「ザ・ダーティー・バッツ」名義でこの日のコア・ラインナップとなっており、様々なシンガーを迎えて、クイーンやレッド・ツェッペリン、モーターヘッドの楽曲など、24曲を披露している。
最初のシンガーはヤングブラッドで、ザ・ローリング・ストーンズの“Start Me Up”、フェイセズの“Stay With Me”、ブラック・サバスの“War Pigs”をカヴァーしている。その後はブランディ・カーライルがヴォーカルを務め、自身の楽曲“The Story”、クイーンの“Tie Your Mother Down”、レッド・ツェッペリンの“Black Dog”を披露している。
アンソニー・キーディスはモーターヘッドの“Ace Of Spades”、イギー＆ザ・ストゥージズの“Search And Destroy”、ブラック・フラッグの“Nervous Breakdown”、スライ＆ザ・ファミリー・ストーンの“If You Want Me to Stay”、オールマン・ブラザーズ・バンドの“Whipping Post”をカヴァーしている。“If You Want Me to Stay”はレッド・ホット・チリ・ペッパーズで80年代にカヴァーされている。
後半にヴォーカルを務めたエディ・ヴェダーは“Corduroy”、“Better Man”、“Wishlist”を披露しており、ザ・ローリング・ストーンズ、デッド・ボーイズ、ブリンズリー・シュウォーツの楽曲をカヴァーしている。
最後はブルーノ・マーズがシンガーとして登場して、レッド・ツェッペリンの“Whole Lotta Love”、ポリスの“Roxanne”、マイケル・ジャクソンの“Dirty Diana”、ジミ・ヘンドリックスの“Fire”、ニルヴァーナの“Smells Like Teen Spirit”のカヴァーを演奏している。
この日のライヴはシンガー全員が登場して披露されたチャック・ベリーの“‘Johnny B. Goode”とニール・ヤングの“Rockin’ in the Free World”で締めくくられている。
Dirty Bats "Dirty Diana" w/ Bruno Mars (live Capitol Theater, New York, NY – USA) 11/12/2025 📸Meegan pic.twitter.com/1LbDcxmPfn
— Slash France (@SlashFrance) December 12, 2025
この日のセットリストは以下の通り。
1. ‘Start Me Up’ (The Rolling Stones cover, with Yungblud)
2. ‘Stay With Me’ (Faces cover, with Yungblud)
3. War Pigs’ (Black Sabbath cover, with Yungblud)
4. ‘Black Dog’ (Led Zeppelin cover, with Brandi Carlile)
5. ‘The Story’ (Brandi Carlile cover, with Brandi Carlile)
6. ‘Tie Your Mother Down’ (Queen cover, with Brandi Carlile)
7. ‘Ace of Spades’ (Motorhead cover, with Anthony Kiedis)
8. ‘Search and Destroy’ (Iggy and the Stooges cover, with Anthony Kiedis)
9. ‘Nervous Breakdown’ (Black Flag cover, with Anthony Kiedis)
10. ‘If You Want Me to Stay’ (Sly & the Family Stone cover, with Anthony Kiedis)
11. ‘Whipping Post’ (The Allman Brothers Band cover, with Anthony Kiedis)
12. ‘Corduroy’ (Pearl Jam cover, with Eddie Vedder)
13. ‘Better Man’ (Pearl Jam cover, with Eddie Vedder)
14. ‘Wishlist’ (Pearl Jam cover, with Eddie Vedder)
15. ‘Waiting on a Friend’ (The Rolling Stones cover, with Eddie Vedder)
16. ‘Sonic Reducer’ (Dead Boys cover, with Eddie Vedder)
17. ‘(What’s So Funny ‘Bout) Peace, Love and Understanding’ (Brinsley Schwarz cover, with Eddie Vedder)
18. ‘Whole Lotta Love’ (Led Zeppelin cover, with Bruno Mars)
19. ‘Roxanne’ (The Police cover, with Bruno Mars)
20. ‘Fire’ (Jimi Hendrix cover, with Bruno Mars)
21. ‘Dirty Diana’ (Michael Jackson cover, with Bruno Mars)
22. ‘Smells Like Teen Spirit’ (Nirvana cover, with Bruno Mars)
23. ‘Johnny B. Goode’ (Chuck Berry cover, with Eddie Vedder, Yungblud, Anthony Kiedis, Brandi Carlile and Bruno Mars)
24. ‘Rockin’ in the Free World’ (Neil Young cover, with Eddie Vedder, Yungblud, Anthony Kiedis, Brandi Carlile and Bruno Mars)
エルドリッジ・インダストリーズは2015年に設立され、ドラフトキングス、ヴィヴィッド・シーツ、ロサンゼルス・ドジャース、ファナティクスの持ち株会社となっている。
エルドリッジ・インダストリーズはディック・クラーク・プロダクションズを含むメディア制作会社やゴールデングローブ賞の権利も所有しており、会長／創業者のトッド・ベーリーはRCストラスブールとチェルシーFCの共同経営者兼会長でもある。
ヤングブラッドはエアロスミスとのコラボレーションEP『ワン・モア・タイム』をリリースしており、ブラック・サバスの最後のライヴで披露した“Changes”のカヴァーがグラミー賞にノミネートされている。
一方、ガンズ・アンド・ローゼズは2曲のニュー・シングル“Atlas”と“Nothin”の音源が公開されており、2026年に行う大規模なツアーを発表している。
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