
Photo: Burak Cingi
トゥギャザー・フォー・パレスチナはチャリティ・シングル“Lullaby”の音源が公開されている。
このシングルはブライアン・イーノの主催で9月に開催された「トゥギャザー・フォー・パレスチナ」を受けてリリースされる楽曲となっている。「トゥギャザー・フォー・パレスチナ」にはポール・ウェラー、デーモン・アルバーン、ネイディーン・シャー、キャット・バーンズ、レイチェル・チノウリリ、ヤシーン・ベイ、ダン・スミスらが出演している。
ライヴにはプレゼンターとしてエリック・カントナ、ピンクパンサレス、リチャード・ギア、ベネディクト・カンバーバッチ、フローレンス・ピュー、ニコラ・コクランらも登場しており、イベントはガザ地区の人々への支援として200万ポンドを超える金額を集めることとなっている。
“Lullaby”の音源はこちらから。
“Lullaby”はすべての収益がパレスチナが主導する3つの団体を支援するチューズ・ラヴの「トゥギャザー・フォー・パレスチナ・ファンド」に寄付される。
この曲は伝統的なパレスチナのララバイを再解釈したもので、アレンジと再作曲をキーラン・ブラントとナイ・バルグーティが担当しており、英語の歌詞をピーター・ガブリエルが手掛けている。シングルのアートワークはガザ地区の画家であるマラク・マターが手掛けている。
この曲の基となったララバイは愛と再生力について歌ったパレスチナの楽曲“Yamma Mweel El Hawa”で、英語にタイトルを訳すと「Mama, Sing To The Wind」という意になる。
「パレスチナの音楽的遺産であるこのララバイは幼い頃から共にあったものです。今回、パレスチナ人が決して失うことのないもの、希望、反逆、美しさ、そして尊厳を思い出させてくれるものとして必要な時に立ち返ることになりました」とパレスチナ人ミュージシャンのナイ・バルグーティは述べている。
ブライアン・イーノは次のように語っている。「想像を絶する喪失、悲しみ、不公平によって決定づけられた1年を私たちはパレスチナの子供たちへの愛の行為で締めくくりたいと思っています。“Lullaby”はパレスチナの人々の美しさ、願い、そして希望を反映したものです。私たちが力を合わせて、この曲をダウンロードすれば、全英クリスマス・チャートで1位を獲得する見込みが十分にあります。その瞬間をガザの家族たちの命を救うための貴重な支援に変えることができます」
メイベルは次のように続けている。「この曲はいろいろな意味で特別な位置を占めていますが、なによりも母親のネナ・チェリー、姉妹のタイソンの両方と一緒に歌った初めての曲となっています。それがガザの母親たちと子どもたちに捧げる伝統的なララバイになるなんて大きな意味を持っています。私たちの声に強靭さを感じてもらえればと思います」
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