ロス・キャンペシーノス！、2025年の大手ストリーミング・サービスからの支払金額を公表

Photo: Martyna Bannister

ロス・キャンペシーノス！は2025年に大手ストリーミング・サービスからどれだけの支払いがあったのかを公表している。

ロス・キャンペシーノス！はスポティファイが「スポティファイまとめ2025」を公開したことを受けて、ソーシャル・メディアへの投稿で最新作のサイクルでどれだけの支払いがあったのかを明らかにしている。

「スポティファイまとめと他のストリーミング・サービスの年末レポートを受けて、バンドがストリーミングのロイヤリティでどれくらい稼いでいるのか、冷静な統計を共有する良い機会だと思いました」とロス・キャンペシーノス！は述べている。

これらの数字2024年にリリースされた通算7作目のアルバム『オール・ヘル』の収益を示している。『コンシークエンス』によると、このアルバムは彼らが全世界での権利を所有している唯一のアルバムだという。

統計は『オール・ヘル』のリリース初年度の再生回数とそれに伴う収益を示している。これにはスポティファイ、アップル・ミュージック、YouTube、タイダル、アマゾンに加え、「その他」のカテゴリーも含まれている。

総計でロス・キャンペシーノス！は該当期間中に930万864回の再生で、31940.29ポンドの支払いを受け取っている。

「上記の数字はストリーミング・プラットフォームから1曲の再生ごとに平均0.34ペンスが支払われたことを意味します」とロス・キャンペシーノス！は述べている。「これは1ポンドを生み出すのに294回の再生が必要だということです（言い換えれば、アルバムを20回フル再生すると1ポンドになるということです）」

「この期間中に21の異なる支払い元からデジタル・ストリーミングで支払いを受けました。従来のストリーミング・プラットフォームからメタ（23.95ポンド）、スナップチャット（1.18ポンド）、TikTok（0.26ポンド）まで多岐にわたります」

ロス・キャンペシーノス！は「スポティファイは他のどのサービスよりもストリーミング1回あたりの支払額が大幅に低い」と指摘しており、スポティファイで聴いていた全員がタイダル経由でストリーミングしていたら、31,847.38ポン多く稼げていただろうとも述べている。「アップル・ミュージックだとしても12331ポンド多い結果になっていました」

ロス・キャンペシーノス！は次のように続けている。「幸運なことに、私たちは自分たちのマネージメントでレコード・レーベルも運営しているので、ストリーミングで得た31,940.29ポンドはすべてロス・キャンペシーノス！Ltdに入ってくる形になります」

「しかし、私たちは少数派であり、ほとんどのバンドはレコード・レーベルやマネージメントが手数料を差し引いた後に残った金額しか収入を得ることができません」

「バンドの財務状況について透明性とオープン性を保ちたい」としてロス・キャンペシーノス！は「オープンであることが将来、バンドとファンにとってより良く、より公平な音楽経済への変化を生み出すのに役立つはずです」と述べている。

ロス・キャンペシーノス！はフォロワーにバンドキャンプへの誘導を促しており、「そこではあなたがいくら支払っても、お金は直接私たちの元に届く形になります」と締めくくっている。

今週は新たな調査でインディペンデントのレーベルが利益の約80%をアーティストに支払っていることも明らかになっている。