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サブリナ・カーペンターはアメリカ移民関税執行局のプロモーションに自身の楽曲が使われたことを受けて、ドナルド・トランプ大統領を批判している。
サブリナ・カーペンターはソーシャル・メディアにおいてホワイト・ハウスのアカウントが投稿した21秒のプロモーション動画で自身の楽曲“Juno”が使われていることを発見している。“Juno”では「変わった体位」について「こんなの試したことある?」と問いかける一節のある楽曲となっている。
しかし、ホワイト・ハウスが公開した動画はこの歌詞に合わせて、移民を追跡して、手錠で拘束する映像を重ねたものとなっている。この動画はアメリカ史上最大の「国外追放プログラム」を実施するというトランプ大統領の選挙公約の一環として公開されている。
今回、サブリナ・カーペンターはX/ツイッターで動画で自身の楽曲が使われたことに触れ、次のように述べている。「この動画は邪悪で、本当にうんざりしている。あなたたちの非人道的な政策に利する形で私や私の音楽を巻き込まないで」
this video is evil and disgusting. Do not ever involve me or my music to benefit your inhumane agenda.
— Sabrina Carpenter (@SabrinaAnnLynn) December 2, 2025
サブリナ・カーペンターは他のミュージシャンと共にドナルド・トランプ大統領によるアメリカ移民関税執行局の捜査に反対の声を上げる格好となっている。オリヴィア・ロドリゴは今年6月にアメリカ移民関税執行局に抗議する集会に参加して、「現政権による近隣住民への暴力的な国外追放」に「強い憤り」を覚えていると語っている。
オリヴィア・ロドリゴはアメリカ移民関税執行局が国外追放を促す動画で自身の曲を使用したことも批判して、「人種差別的で憎悪に満ちたプロパガンダの宣伝に私の曲を利用しないで」と述べている。アメリカ移民関税執行局はプロモーションにMGMTやザ・キュアーの楽曲も使用してきたが、公式の削除要請により削除されている。
一方、アディソン・レイはドナルド・トランプ大統領によるアメリカ移民関税執行局の捜査に「落胆したし、困惑している」と述べている。「この国は移民なしでは存在しなかった」
また、バッド・バニーは2026年のスーパーボウルのハーフタイム・ショーでヘッドライナーを務めることが発表されているが、これは現時点でスーパーボウルのハーフタイム・ショーはバッド・バニーが行う2026年唯一のアメリカ公演で、バッド・バニーはアメリカ移民関税執行局の捜査を恐れていることがアメリカ公演を行わない理由の一つだと語っている。
それを受けて、ドナルド・トランプ大統領の元選挙対策委員だったコリー・レヴァンドフスキはバッド・バニーによるスーパーボウルのハーフタイム・ショーにはアメリカ移民関税執行局の捜査官も訪れることになるだろうと警告を発している。
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