
Photo: Alex Lake
レディオヘッドはコペンハーゲン公演が中止になったことを受けて、ファンが集うこととなっている。
現地時間12月1日、レディオヘッドはトム・ヨークが「重度の喉の感染症」にかかったため、コペンハーゲンのロイヤル・アリーナで予定されていた4公演のうちの2公演が延期となることを発表している。
12月1日・2日に予定されていた公演は12月15日・16日にそれぞれ延期される。チケットは自動的に振替公演で有効になるが、購入した場所で払い戻しも行われる。コペンハーゲンで予定されている12月4日・5日の公演は予定通り行われる見込みとなっている。
コペンハーゲン公演に行こうとしていたファンは落胆することになったが、それでも素晴らしい時間を過ごそうと、あるレディット・ユーザーが「この落胆をレディオヘッドのカラオケで晴らそう」と提案し、市内中心部のバーを予約することとなっている。
レディットのページで提案された会場の収容人数は25人とされていたが、コペンハーゲンのコリー・マクロードは『NME』に対して遥かに上回る人数が集まることになったと語っている。
「コペンハーゲンのカラオケ・バーでレディオヘッドのパーティーを開いたんですが、1000人近くが来場しました」とコリー・マクロードは語っている。「一晩中満員でした! 遠くから来てくれたみなさんにとって、これが最良の選択肢だったのです」
Radiohead sing along last night in Copenhagen pic.twitter.com/Le7gO1JuuY
— Tommy Lloyd Truther (@piss__taker) December 2, 2025
レディオヘッドは延期の発表時に次のように述べている。「このような急なお知らせで2公演を延期せざるを得なくなったことは大変つらいですが、トム・ヨークは重度の喉の感染症と診断され、歌うことができません」
「今回の公演における観客の反応には本当に感動しており、再びステージに戻れることを嬉しく思っています。言うまでもなく、これらの公演を延期せざるを得なかったことは申し訳なく思っています」
レディオヘッドは今回のツアーにおいてロンドンのO2アリーナでソールド・アウトとなった4公演を行っており、メタリカが2017年に記録した入場者数の記録を塗り替えている。
これらのロンドン公演ではすべてのチケット売上からそれぞれ1ポンドが地元のライヴハウス、アーティスト、プロモーター、フェスティバルを支援するライヴ・トラストに寄付されている。会場にはメンタル・ヘルス関連の慈善団体「サマリタンズ」への寄付を募るボランティアも配置されていた。
今回のヨーロッパ公演ではそれぞれのチケットから1ユーロが国境なき医師団に寄付される。国境なき医師団は戦争、自然災害、疫病などの被害を受けた国々で暮らす人々に緊急医療支援を提供する人道支援団体となっている。
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