Photo: GETTY

レゲエ界のレジェンドであるジミー・クリフが亡くなった。享年81歳だった。

訃報は現地時間11月24日に公式フェイスブックで発表されている。遺族は「発作とそれに続く肺炎のため」に亡くなったことを明かしている。

「彼と歩みを共にしてくれた家族、友人、仲間のアーティスト、同僚に感謝しています」と妻は述べている。「世界中のファンにはみなさんの応援がキャリアを通してずっと力となっていたことを知っていただければと思います。彼はファン一人ひとりの愛情に心から感謝していました」

妻は体調を崩していた間もジミー・クリフを支えた医師や医療スタッフへの感謝の言葉も添えて、妻と家族が「困難な時期に多大な支援と協力をしてくれた」すべての人々に感謝していると述べている。

「愛するジミー、安らかに眠りますように。あなたの希望に従います」と妻は続けている。「この大変な時期はプライバシーに御配慮いただければと思います。詳細は後日お知らせいたします。またお会いしましょう、レジェンド」

ジミー・クリフはレゲエを世界的に広めた功績で広く知られており、“You Can Get It If You Really Want”や“Many Rivers To Cross”といった楽曲で最もよく知られている。

ジミー・クリフは1993年公開の映画『クール・ランニング』に提供したジョニー・ナッシュの“I Can See Clearly Now”のカヴァーも広く人気を博することになり、1972年公開の名作『ザ・ハーダー・ゼイ・カム』では重要な役を演じている。

ジャマイカ生まれで、本名をジェイムス・チェンバースというジミー・クリフは子どもの頃に曲を書き始め、わずか14歳でローカル・ヒット“Hurricane Hattie”をリリースしている。ジミー・クリフは60年代中盤にUKに移り、その頃にアイランド・レコードと契約している。

ジミー・クリフは“You Can Get It If You Really Want”と“Many Rivers To Cross”の他にも“Vietnam”や“Wonderful World, Beautiful People”といったヒット曲で知られ、ソウルやR&Bの影響も取り入れる形でサウンドを進化させていって、ジョー・ストラマーやアニー・レノックスなどとコラボレーションしている。

映画でも1986年公開の『クラブ・パラダイス』ではロビン・ウィリアムスと共演しており、1990年公開の映画『死の標的』ではスティーヴン・セガールと共演している。

ジミー・クリフは1985年発表の『クリフ・ハンガー』、2012年発表の『リバース』といったアルバムでグラミー賞を受賞しており、2010年にはロックの殿堂入りを果たしている。

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