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オジー・オズボーンとマドンナはコラボレーションした珍しいトラックが公開されている。

このトラックはオジー・オズボーンが最初の妻であるテルマ・ライリーとの間にもうけた長男のルイスの貴重なインタヴューで光が当たることとなっている。

ルイスはジャック・オズボーンのポッドキャストに出演して、亡くなったオジー・オズボーンやマドンナとのデュエット曲について語っている。

“Shake Your Head”というこの曲はウォズ(ノット・ウォズ)による楽曲のリミックスで、当初はマドンナのヴォーカルではなく、キム・ベイシンガーのヴォーカルによるヴァージョンがリリースされている。

ルイスはインタヴューでこの曲が80年代初頭、マドンナがまだ有名ではなかった頃に書かれたこと、そして当初はオジー・オズボーンが参加する予定ではなかったことを明かしている。

「ウォズ(ノット・ウォズ)がマドンナとデュエットをしたんだ」とルイスは語っている。「ウォズ(ノット・ウォズ)とマドンナのために書かれた曲なんだ。オジー・オズボーンも参加することになったけど、マドンナが一気に人気になったことで、許可が降りなかったんだよ」

ルイスは次のように続けている。「だから、お蔵入りになった。その後、キム・ベイシンガーが女優として大活躍している時に彼女をポップスターにしようと考えたことがあって、代わりにキム・ベイシンガーのヴォーカルをレコーディングしたんだ」

ジャック・オズボーンは次のように割って入っている。「商業的にはウォズ(ノット・ウォズ)とキム・ベイシンガーの曲としてプロモーションされたから、誰も知らなかったんだよね。父が参加していることも押し出されなかった」

「父のことをもう一人のヴォーカリストとしてクレジットしなかった。なぜだかは分からない。レコード会社は『ウォズ(ノット・ウォズ)とキム・ベイシンガーでマーケティングしよう』ということだったんだろうね」

マドンナとオジー・オズボーンによるヴァージョンは10年近く経った後コンピレーション『ナウ・ダンス92』に収録されている。音源は数年前にYouTubeにもアップされているが、最近まで注目を集めることはなかったという。

ウォズ(ノット・ウォズ)のドン・ウォズは米『ローリング・ストーン』誌でこの曲の存在やマドンナの参加について次のように語っている。「マドンナは素晴らしい仕事をしてくれた。僕としてはまったくウォズ(ノット・ウォズ)らしいサウンドじゃなかったけどね」

ドン・ウォズはオジー・オズボーンが後に参加したことについても語っている。「8年ほど経ってから、オジー・オズボーンとマドンナのトラックが並行して収録されていたことに気づいたんだ。それでリミックスしてくれる人に渡した。こうしてオジー・オズボーンとマドンナのデュエットになったんだ」

問題の音源はこちらから。

キム・ベイシンガーによるヴァージョンはこちらから。

オジー・オズボーンは7月5日にバーミンガムで最後のライヴ「バック・トゥ・ザ・ビギニング」を行っており、その17日後の7月22日に享年76歳で亡くなっている。

オジー・オズボーンのプライベートの葬儀はバーミンガムシャーにある自宅敷地内で行われ、エルトン・ジョンやメタリカのメンバーが参列する中で埋葬されている。葬儀の前には葬列が最後のライヴが行われたヴィラ・パークを出発して、バーミンガムの中心部を巡る形となっており、数千人が参列している。

先日、シャロン・オズボーンはブラック・サバスの最初のマネージャーに対してバンドの初期の音源をリリースしないように求めている。

ジム・シンプソンはそれを受けて自身の見解について次のように述べている。「シャロン・オズボーンが話し合いに応じることなく、攻撃に全力を傾けることにしたのは残念です。このような不正確で、名誉毀損の可能性もあるコメントをしたことは不公平なことです」

マドンナは『ベッドタイム・ストーリーズ』の30周年を記念してデモ音源やレア・トラックが収録されたEPが11月28日にリリースされることが決定している。また、マドンナは2026年にリリースが予定されている『コンフェッションズ・オン・ア・ダンスフロア2』でワーナーに復帰することが発表されている。

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