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ロザリアはバッド・バニーとは「正反対」だと語った発言について「文脈を無視された」と語っている。

ロザリアは2022年発表の『モトマミ』に続くニュー・アルバム『ラックス』を11月7日にリリースする予定となっており、『ニューヨーク・タイムズ』紙のインタヴューでアルバムでは13の言語が使われていることも明かされている。

『ニューヨーク・タイムズ』紙のポッドキャストでロザリアはバッド・バニーことベニート・オカシオがスペイン語を理解できないファンが多いにもかかわらず、スペイン語のみでパフォーマンスしている判断について尋ねられている。

「私はベニートとは正反対なんだと思う」とロザリアは答えている。「私は人のことを気にかけているんだと思う。すごく気にかけているから、自分の言語じゃない言語で歌おうと努力することになった。やりやすいところから出てみたのよ」

ロザリアは次のように続けている。「アルバムでは13の言語が使われている。少しでもみんなに伝わるものがあればと思うし、できれば翻訳してみてほしい」

バッド・バニーと比較するような発言はソーシャル・メディアで話題となっており、多くのファンはバッド・バニーを擁護して、スペイン語のみで歌うのは文化的かつ政治的なスタンスのためだと述べている。

あるファンはTikTokで次のように語っている。「バッド・バニーがスペイン語だけで歌うのは自身の文化を背負っているからです。あなたが共感できないのは、あなたがラティーナではなく、スペイン人だからです」

「だから、あなたがそれを背負うべきではありません。あなたが自分の問題じゃないと言っても驚きません」

それを受けて、ロザリアは動画のコメント欄で次のように述べている。「あなたの意見は理解できるけれども、あれは文脈を無視されたと思っている」

「ベニートには愛とリスペクトしかないし、尊敬する素晴らしい仲間で、幸運なことにコラボレーションすることもできた。ずっとラテン・アメリカには感謝しています。というのも、違う場所の出身にもかかわらず、ラテン・アメリカの人々はキャリアを通してずっと応援してくれました。あなたの説明にも共感しています」

ロザリアは次のように続けている。「まさにだからこそ、誤解されるのは悲しいです。そうした意図はありませんでした」

アルバム『ラックス』では母国語であるスペイン語に加え、カタルーニャ語、英語、ラテン語、シチリア語、ウクライナ語、アラビア語、ドイツ語などが使われている。

これだけ多くの言語を使ったアプローチについてロザリアは『ニューヨーク・タイムズ』紙で次のように語っている。「他の言語がどうやったら使えるかと理解するためにたくさんの試みをしてみた。直感に頼りながらも『曲を書いてみて、別の言語だとどんなサウンドになるのか見てみよう』と思ったのです」

先日、アルバムからはビョークとイヴ・トゥモアとのコラボレーションとなるシングル“Berghain”が公開されている。

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