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ガンズ・アンド・ローゼズの元マネージャーであるアラン・ニーヴンは著書『サウンド・アンド・フューリー:ロックンロール・ストーリーズ』を出版するためにバンドを提訴したと報じられている。

アラン・ニーヴンの広報担当者によって『コンシークエンス』に提供された訴状によると、ガンズ・アンド・ローゼズ側は書籍の出版をめぐって、アラン・ニーヴンに対して脅しをかけてきたとのことで、ECWプレスによって印刷された書籍は倉庫で眠る形になっているという。

アラン・ニーヴンはガンズ・アンド・ローゼズ側が1991年に袂を分かつことになった時に結んだ守秘義務条項を行使してきたとして、少なくともガンズ・アンド・ローゼズのメンバーの一人が自伝の執筆を勧めてきたと主張している。

訴状には次のように記されている。「ガンズ・アンド・ローゼズ側の脅しによって、『サウンド・アンド・フューリー:ロックンロール・ストーリーズ』は倉庫で眠ったままになっています。2025年5月によって書かれた書簡でガンズ・アンド・ローゼズ側は1991年にアラン・ニーヴンと結んだ買い切りの秘密保持条項を行使して、アラン・ニーヴンへの度重なる脅迫とECWへの接触を通じて出版を阻止してきました。ガンズ・アンド・ローゼズ側は以下の事実があるにもかかわらず、そうした立場をとっています。事実:契約にガンズ・アンド・ローゼズのメンバー全員が署名していません。ガンズ・アンド・ローゼズのメンバーがアラン・ニーヴンについて公の場でコメントしています。一人のメンバーは本を書くように勧めてきました。そして、10年以上にわたって私はガンズ・アンド・ローゼズと仕事をしてきた時期について話をしてきました。しかし、『ロサンゼルス・タイムズ』紙から好意的なレヴューを受け、多くの予約が寄せられているにもかかわらず、『サウンド・アンド・フューリー:ロックンロール・ストーリーズ』の出版は数カ月も延期されています」

訴状では「被告のガンズ・アンド・ローゼズとは情報と自分の考えによれば、W・アクセル・ローズ、スラッシュことソール・ハドソン、マイケル・“ダフ”・マッケイガンで構成されたカリフォルニア州のパートナーシップです」とも記されている。

今年、1986年から1991年までバンドのマネージャーを務めていたアラン・ニーヴンは自身がマネージャーを務めていた当時について率直に語っており、アクセル・ローズに対する感情についても言葉を濁さず、「すべてをコントロールしたがっている」と批判している。

「アクセルのコントロール癖だよね」とアラン・ニーヴンは語っている。「これはちょっとした一例だけど、示唆に富んでいて、正しい認識を形成してくれるはずだ。アクセルはガンズ・アンド・ローゼズの報酬の50%を受け取っているんだ。50%だよ。私としては受け入れ難いね。彼がガンズ・アンド・ローゼズというわけじゃない」

「彼らは5人の個人であり、化学反応があった。あの当時はね」とアラン・ニーヴンは続けている。「でも、アクセルは常にすべてをコントロールしたいと考えている。それで、どうなったか見てみればいい。退屈なソロ・アルバムとひどいパンクのカヴァーだろ。そういうことなんだよ」

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