ノエル・ギャラガー、ギブソンのレス・ポール・スタンダードが拡大販売されることが決定

Photo: Gibson/Joshua Halling

ノエル・ギャラガーはギブソンと共にレス・ポール・スタンダードの新たな限定エディションを発売している。

ノエル・ギャラガーはこれまでもギブソンと協力して、78年製レス・ポール・カスタムの限定エディションを発売してきた。今夏にはオアシスの再結成公演のために作られたレス・ポール・スタンダードも手書きの歌詞カードと共に発売されている。

今回、ノエル・ギャラガーとギブソンはオアシスの再結成公演を受けて今夏に販売されたレス・ポール・スタンダードをより広く買いやすい形で発売している。今夏に販売されたレス・ポール・スタンダードはコレクター向けに25本限定となっていた。

概要によれば、レス・ポール・スタンダードは「90年代のサウンド、ヴァイブ、世界観を捉えつつ現代の聴衆にすべてを元のまま届ける」ように開発されたという。

ノエル・ギャラガーとギブソンの「栄えあるパートナーシップの新たなチャプター」を告げるこのギターは期間限定販売となる。ギターは正規販売店、ロンドンとナッシュビルのギブソン・ガレージ、そしてギブソンの公式ウェブサイトから購入できる。

ギブソン・ノエル・ギャラガー・レス・ポール・スタンダードは重量を軽減していないマホガニーのボディにメイプルキャップ、ノエル・ギャラガーのお気に入りであるスリムテーパー型のマホガニーのネックという仕様で、22ミディアム・ジャンボにアクリル製のトラペゾイド・インレイを施したローズウッドのフレットボードが採用されている。

ハードウェアにはABR-1 Tune-0-Matic™ ブリッジとアルミニウム製ストップバー・テールピースを採用しており、正確なイントネーション調整と優れたサステインが実現しているとのことで、スムーズなチューニング精度を誇るグローヴァー・ロトマティック・チューニング・マシン（キドニーボタン付き）が採用されている。

クローム製スイッチワッシャー、アウトプット・ジャックプレートも装備しており、ピックガードは、レスポール・カスタムに使用されるタイプと同様のブラックの5プライ・スタイルが採用されている。

エレクトロニクスも「特徴的」と評されており、クローム・カヴァーを施した独自のギブソンP-90ソープバー・ピックアップは個別にボリューム／トーンコントロールへハンドワイヤリングされ、3ウェイピックアップ・セレクターも備えられている。コントロール・ノブはシルバー・リフレクターとダイヤル・ポインター付きのブラック・トップハットが使用されている。

ヘッドストック裏面にはアーティストのサインを再現したデカールが施され、ハードシェル・ケースが付属する。

「このギターはあまりに象徴的で素晴らしかったので、より多くのファンに広く届け、手に取ってもらうべきだと思ったのです」とギブソンのマーケティング担当であるリー・バートラムは語っている。

「ノエル・ギャラガーが使用したオリジナルのギブソン・カスタム・ヴァージョンのレス・ポールはロックンロールにおける21世紀最大の再結成で彼が初めて演奏したギターです。ギブソンUSAのヴァージョンはそのレガシーを受け継ぎ、イギリスおよび世界のライヴ・ミュージックにおける歴史的瞬間で使われています」

オアシスは10月31日にオーストラリアでの初日となる公演をメルボルンのマーヴェル・スタジアムで行っている。バンドはオーストラリアで5公演を行った後、アルゼンチンのブエノスアイレス、チリのサンティアゴ、ブラジルのサンパウロで公演が行われる予定となっている。41公演に及ぶ2025年の公演は11月23日にサンパウロで行われる公演で締めくくられる。

オアシスについては1995年10月30日にリリースされた“Wonderwall”が30周年を迎えたことを受けて、『モーニング・グローリー限定７インチ・シングルBOXセット』が輸入盤のみで12月12日にリリースされることが決定している。