Photo: Eric Rojas

スティングはスーパーボウル関連のコンサートに出演することが決定しており、共和党員の半数以上がハーフタイム・ショーのヘッドライナーを務めるバッド・バニーに不満を抱いていることが明らかになっている。

スティングはスーパーボウルが行われる2日前の2月6日にサンフランシスコのパレス・オブ・ファイン・アーツで開催されるコンサートに出演することが決定している。

このコンサートは「スーパーボウルLX・スタジオ60」の一環として行われるもので、「サンフランシスコで最も由緒ある会場で週末に行われる忘れられない音楽エンタテインメント」と評されている。他にも週末にはNFLのスター選手とのミート&グリートなども開催される。

スティングはスーパーボウルのハーフタイム・ショーには2003年に出演しており、シャナイア・トゥエインとノー・ダウトがヘッドライナーを務める中で、ポリスの“Message In A Bottle”を披露している。

来年のスーパーボウルのハーフタイム・ショーはバッド・バニーがヘッドライナーを務めることが発表されている。

本名をベニート・オカシオというバッド・バニーはスーパーボウルのハーフタイム・ショーに出演することが9月に発表されている。この発表はすぐに大きな話題となり、グラミー賞を3つ受賞したバッド・バニーが、切望されたこの枠にブッキングされたことについて意見が分かれることとなっている。

キニピアック大学による新たな調査によれば、スーパーボウルのヘッドライナーに対する人々の見解と支持政党との間には強い相関関係があることが分かっている。

調査では回答者のほぼ半数がバッド・バニーのヘッドライナーを認めている一方で、29%が認めておらず、24%が無回答だった。

しかし、支持政党と照らし合わせると、結果はより明確なものとなり、民主党員の4分の3近くがパフォーマンスに賛成している一方で、共和党員の60%以上が反対する立場を取っている。

年齢と人種によっても意見が分かれており、ヒスパニック系の回答者は65%、黒人の回答者は61%がバッド・バニーの出演に賛成しており、18歳から34歳では64%が賛成している。

白人の回答者で賛成したのは41%で、50歳以上の人々ではバッド・バニーの出演に賛成する割合は40%を下回っている。

現時点でスーパーボウルのハーフタイム・ショーはバッド・バニーが行う2026年唯一のアメリカ公演で、バッド・バニーはアメリカ移民関税執行局(ICE)の捜査を恐れていることがアメリカ公演を行わない理由の一つだと語っている。

バッド・バニーはテレビ番組『サタデー・ナイト・ライヴ』でスペイン語で「これは世界中のすべてのラテン系の人々にとって画期的な瞬間だ」と語っており、「もし今言ったことが理解できなかったら、4ヶ月かけて学んでください」と冗談を飛ばしている。

殺害されたチャーリー・カークが設立した右派団体の「ターニング・ポイントUSA」は同じ日時で「オール・アメリカン・ハーフタイム・ショー」を行うと発表しており、今後出演者が発表される予定となっている。

また、ドナルド・トランプ大統領も今回の人選を「クレイジーだ」として「バッド・バニーのことは知らない」と語っている。また、国土安全保障長官のクリスティ・ノームもスーパーボウルにはアメリカ移民関税執行局の捜査官も立ち会うと語っている。

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