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ガンズ・アンド・ローゼズのギタリストであるスラッシュは最初は“Sweet Child O’ Mine”を好きではなかったと語っている。
“Sweet Child O’ Mine”はガンズ・アンド・ローゼズのデビュー・アルバム『アペタイト・フォー・ディストラクション』に収録されている楽曲で、バンドにとって全米シングル・チャートで1位を獲得した唯一の楽曲となっている。
今回、スラッシュは『ギター・ワールド』誌で“Sweet Child O’ Mine”ができた時のことを改めて振り返っている。「あの曲に思うところがあったのは認めるよ」
「思いついたリフがあったんだけど、それをどうすればいいのか分からなかった。だから、当時は本気で考えていなかったんだけど、曲全体のインスピレーションになったんだ」
「いつも言っているけど、自分たちはモーターヘッドみたいなハード・ロック・バンドだと思っていたから、バラードみたいなものはまとまらないと思っていたんだ」
スラッシュは次のように続けている。「一度、テッド・ニュージェントのオープニング・アクトをやったことがあったんだけど、あの曲をやる時になったら、『クソ、うまくいかない』ということになったんだ」
「だから、毎回みんなの前で正確にリフを弾く方法を覚えなければならなかった。当時はちょっと酔っ払っていたから、どうなるか分からなかったんだよ」
スラッシュは“November Rain”や“Welcome to the Jungle”といった曲のギター・ソロを生み出したことで知られるが、あらかじめ考えたものではなかったと明かしている。
「じっくり腰を据えて、弾いた記憶はない。特に“Welcome to the Jungle”はね」
「弾き始めた時のことは覚えているよ。すごく構成されたようなサウンドだけど、それはコード進行がそうだからなんだよね。時々振り返ってみるのはいいよね。ステージだと意識はぼんやりとしているからね。振り返って、考えてみるのはいいね」
昨年、ベーシストのダフ・マッケイガンは“Sweet Child Of Mine”のスラッシュによる有名なギターは曲をボツにするために書かれたと語っている。
「イジー・ストラドリンに3つのコードがあったんだ」とダフ・マッケイガンは振り返っている。「『それをどうするんだい?』と言っていたら、アクセルがそれを気に入ってね。『形になるかどうかやってみよう』と言ったんだ。“Sweet Child Of Mine”のイントロは、スラッシュがあのD、C、Gという3つのコードを気に入ってなかったから生まれたんだ」ダフ・マッケイガンはスラッシュが「あの曲はボツにしないとな」と言っていたとも語っている。
それでスラッシュは「風変わりな無調のフレーズ」を思いついたが、この曲をボツにしようとする試みは無駄になったという。「もちろん、曲をボツにしようとしたパートがハマることになった。曲にとって最高のイントロになったんだ。突然、僕らにはあのバラードが生まれることになった。あの時はバンドとしてすべてがカチッとハマっていたことを示しているよね」
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