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グレタ・ヴァン・フリートはブルース・スプリングスティーンの映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』に出演することになった経緯について語っている。

映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』はジェレミー・アレン・ホワイトがブルース・スプリングスティーンを演じたもので、ニュージャージー州アズベリー・パークにあるストーン・ポニーで地元のバンドのライヴに飛び入りで加わるシーンがある。バンド・メンバーはプロデューサーのデイヴ・コブが集めたメンバーとなっている。

バンドはグレタ・ヴァン・フリートのジェイク・キスカとサム・キスカがギターとベースで、ナッシュヴィルのドラマーであるアクセル・コー、ジャック・ホワイトのバンドでキーボーディストを務めるボビー・エメット、ヴォーカルがライヴァル・サンズのジェイ・ブキャナンというラインナップとなっている。バンドはリトル・リチャードの“Lucille”、ジョン・リー・フッカーの“Boom Boom”を劇中でカヴァーしている。

参加することになった経緯についてジェイク・キスカは米『ビルボード』誌に次のように語っている。

「興味深かったんだけど、デイヴ・コブから話は始まったんだ。彼はグレタ・ヴァン・フリートの最新作をプロデュースしていて、ミラドールのアルバムでもプロデュースで助けてくれた。ジョージア州サヴァンナにある彼の自宅で水辺に座っていた時に、彼に『ブルース・スプリングスティーンと『ネブラスカ』についての映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』に関わっているんだ』と言われてね。監督のスコット・クーパーがあの時代の地元のバンドを演じる若いバンドを探していると言われたんだよ」

「監督のスコット・クーパーは『グレタ・ヴァン・フリートみたいな若いロックンロール・バンドを探しているんだ』と言っていたらしくてね。それでデイヴ・コブが『知っている人もいるけど、なんで彼らに訊いてみないんだ?』ということになって、話をされたんだ。彼はギタリストとベーシストを探していて、サムと私で引き受けることになった。そうやって始まったんだ」

ジェイク・キスカは次のように続けている。「完全に予想外だったよ。これまでも人づてにこういう機会はたくさんあったけど、『いい話だけど、ツアー中だ』とか『アルバムの制作中だ』とか、忙しくてできなかったんだ」

「でも、この話がきて、絶対に断れないと思ったんだ。ブルース・スプリングスティーンからは大きな影響を受けた。こんなことになるなんてまったく予想外だったけど、これは抗えないと思った。映画と音楽が交差する、とても魅力的な体験だったよ」

最初のステップはブルース・スプリングスティーンもレコーディングを行ったニューヨークのパワー・ステーションでレコーディングを行うことだったという。レコーディングにはジェレミー・アレン・ホワイトも参加している。

「ジェレミー・アレン・ホワイトもやってきたんだけど、バタバタだった。1曲ごとに2〜3テイクしかできなかったんじゃないかな。撮影中にもレコーディングするとのことだったから、『よし、やってみよう。ベストを尽くそう』という感じだった。最終的には、セットで撮影している時にもう一度やってみたんだ」

ジェイク・キスカはブルース・スプリングスティーンとの夢のやりとりもあったことを明かしている。「そうしたら、僕らがレコーディングしたものでをブルース・スプリングスティーンが聴いてくれたんだ。彼も気に入ってくれて、スコット・クーパー監督はパワー・ステーションのスタジオでレコーディングしたものを使うことにしたんだ。クールだったよ」

1982年発表のアルバム『ネブラスカ』が制作された6ヶ月間を描いた本作はアメリカで10月24日より、日本で11月14日より劇場公開される。

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