Photo: Andy Ford for NME

フー・ファイターズのデイヴ・グロールはロサンゼルスで開催されたガーラ・イベント「ホープ・イン・ザ・シティ・オブ・エンジェルズ」でヴォランティアの取り組みが表彰されている。

デイヴ・グロールは災害などがある度に自らのBBQの腕前をふるって、ヴォランティアとして食事を提供してきた。今年1月にもデイヴ・グロールは自身の誕生日にロサンゼルスの山火事で避難生活を余儀なくされている家族のために食事を提供していた。

昨年、デイヴ・グロールはスーパーボウルの日曜日にロサンゼルスでホームレス施設でBBQを提供しており、2023年にもホープ・オブ・ザ・ヴァレーの取り組みで16時間にわたって食事を提供している。

2023年12月にはオーストラリア・ツアーの合間にデイヴ・グロールはメルボルンのチャリティ団体に協力して、ホームレスに食事を提供している。2018年にはカリフォルニア州を襲った壊滅的な山火事へのたゆまぬ努力に感謝の意を表して、カリフォルニア州の消防士たちにバーベキューの食事を提供している。

現地時間10月18日にガーラ・イベント「ホープ・イン・ザ・シティ・オブ・エンジェルズ」はロサンゼルスのBMOスタジアムで開催されている。

デイヴ・グロールはスピーチで次のように語っている。「こうした取り組みは、ある夜にスタジオに行った何年も前に始まったんだ。ノースリッジにスタジオがあったんだけど、特に寒い2月のことだった。ストリートにたくさんの人がいることに気づいた。以前にもチャリティで食事を提供したり、募金を集める活動はしたこともあったし、それは素晴らしい体験だった。でも、食事を必要としている人たちを見て、『一体どうしたんだ?』と思って、食事を作って、みんなに提供しようと思ったんだ」

「それで、文字通りチャリティの責任者であるローワン・ヴァンスリーヴの自宅を訪ねて、『どうすればいい?』と訊いたんだ。そうしたら、彼は『素晴らしい。一緒に考えてみよう』と言ってくれて、それで駐車場で食事を提供することが始まったんだ」

デイヴ・グロールは次のように続けている。「食べ物が必要な人に料理のプレートを渡すというシンプルな人間のやり取りには特別なものがある。ビーフか、ポークかと尋ねると、『両方でお願いします』と言われるんだ。両方を渡すと、『ありがとうございます』と言ってくれる。みんな、心からそう思っているんだ」

「それで一度やってみて、『もっとやってみよう。どうすればもっとできるかな?』ということになって、ローワン・ヴァンスリーヴが『500人分できるかい?』と言うから、『ああ、500人分だって大丈夫だよ』と答え、次は『800人分できるかい?』ということになり、『2000人分できるかい?』ということになった。それで『分からないけど、考えてみよう。やれるかどうか見てみよう』と答えたんだ」

「他の人に愛と気遣い、そして思いやりを示すシンプルなやり取りには純粋な美しいものがある。そして、それは素晴らしいバーベキューでもあるんだよ」

先日、フー・ファイターズはバンドのロゴにインコを組み合わせたアートワークと共に新たな音源の一部を公開している。キャプションには「離陸目前」と記されており、新曲のリリースが見込まれている。

ブルース・スプリングスティーン - 明日なき暴走(50周年記念ジャパン・エディション) (完全生産限定盤)
Amazonで見る
価格・在庫はAmazonでご確認ください

Copyright © 2025 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ